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その当時、俺は日商簿記の試験の勉強とサークルのイベントの準備と
学校の勉強でとても忙しい状況だった。
もうプライベートはないに等しい状況。当時付き合っていた彼女は、
それを心配して「試験終わったら今後のことを話し合おう」といつも言っていた。 

実を言うと、俺はサークル内で孤立していたんだ。
忙しい中イベントを前に進めなきゃいけないのに、ほかの連中は色恋沙汰の
くっついた離れたで手一杯だったらしい。 

まあ、一人暮らしの奴の家で男女複数集まって飲み会してたってんだから、
何してたんだか・・・・。 
それで、先輩は俺とばかり打ち合わせをする。
で、俺は同級生にそれを伝えて指示をする。すると年次長と呼ばれる同級生のリーダー格が
やきもち焼いて俺がゴマすりだの、
でしゃばりだのとあることないことうわさを流す。 

馬鹿どもが俺をハブにする、という形になっていた。 

試験はその年の11月17日にあった。
俺は5分でも休みがあれば図書館でも、ベンチでも問題集広げて勉強していたのだが、
それがまた悪口の対象になる。
彼らのファンタジックな頭脳にほとほとついていけなかった。 
もう、体も気持ちも限界に達していた。
飲んでもいないのに駅で吐いたことも二度や三度じゃなかった。