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大学一年生だった俺は夏休みということもあって地元の友達5人とサマーソニックという東京某所で行われた夏フェスに行った。 

サマソニから帰ってきて、みんなうちのアパートに泊まった。 
うちは学生一人暮らしにはちょっと広めの縦長の1DKで、ダイニング6畳とメインの6畳の2部屋。 
玄関、ダイニング、メインの部屋と縦長。 
まぁみんなメインの部屋に雑魚寝ってことで話とかしてた。 
誰か女の子呼んでくれというので次の日の夜にYちゃんという子と遊ぶ約束を取りつけ眠った。 

次の日の朝、少し霊感があるという友達Kが妙な事を言う。 

「あれ、朝Yちゃんて来たよね?玄関に立ってたの見たんだけど帰ったの?」
Yとは夜会う約束だったからそんなわけがない。 
寝ぼけていたんだろうって話でうやむやになった。 
それからというものの、我が家では奇妙なことが起きるようになった。 
夜になると必ずといっていいほど毎晩カタカタコトコトトントンといった音がするようになった。 
最初はネズミかなんかだろうと思っていたんだけど、あまりにもひどくてちょっと怖くなりはじめていた。 
当時レストランでバイトしていたんだけどラストまでだったからよく帰りが遅くなって、2時くらいにいつも帰宅という感じだった。 
音が鳴るのは夜9時から朝にかけてとかだったからまさにピークの時間帯なわけで。 
一度玄関開けたら 

「ドン!」って音がした。(うちは角部屋だったんだけど人が住んでいない側の壁から鳴った) 

こわくてラスト帰りには友達の家に明るくなるまでいつも行くようになった。 
そんな日々が続いて俺はちょっとナーバスになってて実体のない幽霊?に怯えるのがもうだんだんムカついてきて来るなら来いや!って気持ちになっていた。 
わざわざ友達と心霊スポットにいったり、部活の合宿では肝試しのときに調子こいて怖い場所の板とかなんかを蹴ったり調子こいてた。 

部屋の音は毎日変わらず鳴り続けていた。

一度、心霊現象に詳しい先輩がうちに調査といって来ることになった。 
その先輩が本当に詳しいかは謎だけど機械に詳しくてガイガーカウンターみたいな変な機械とか持ってきた。 
先輩の話だと怪奇現象とか変な電波が出ていればその数値を確認できるとかなんとか。 
その電波測定器みたいのでうちを測ったところ、異常な数値は出なかった。 
そのときは例の音はあまり鳴っていなかったんだけど。 
次の日に部室で先輩に会ったら、 

「帰るとき、外でもう一度測定してみたら針が振り切れてたんだよね。あの後何かなかった?」 

と言っていて。実際その後通常営業って感じで例の音が鳴ってた。 
そんなことが続き9月に入り、俺は音楽サークルに入っていたんだけど学校で行われる部活のイベント(新人コンサート)が終わって大学の広場で深夜みんなで怖い話をしようって夜空の下、12人くらいかな、円になって怖い話をしていた。

ひとつここで異変に気付く。 
学校内のとある校舎の7階だか8階だかのトイレの電気がいつも点いているという怪談がある。 
噂ではあそこから飛び降りが過去にあって警備員がなぜかそこの電気だけは点けっぱなしにしているというもの。 
確かにそこの電気は一晩中点いていることを確認済みだったんだけどその日はその電気が消えていた。 
一方、俺の目の前では怖い話が好きな先輩が得意げに怖い話をしていた。 
しかしその話は俺はもう知ってて、あー早く次の話こねぇかなとか思ってた。 
そのとき。キーンと耳鳴りがした。 
俺の右の耳元1cmくらいで声が聞こえた。 

「何してんだよ」 

くぐもったかすれた男の声で。 
ラジオのチューニング合わせてて局の周波数とあったときみたいな感じ。 
俺はめちゃくちゃびっくりした。 
右隣を見ると女の先輩が耳を塞いで目を瞑っている。 
左隣を見ると男の先輩が明らかにキョドっている。 

おれ「今なんか聞こえましたよね?」 
先輩「した。男の声で、何してんだとか」 

俺はみんなにこの現象を話したいけどまだ例の既に知っている先輩の怖い話の最中。 
その話が終わるまでとりあえず待った。 
そして話が終わり、自分の身に起きたことをみんなに話す。 
すると円の正面(5mは離れていた)にいた先輩2人が同じことを言う。 
俺にも聞こえたと。 
その場のみんなはあまり信じていなかった感じだったけど、俺と隣の先輩、正面の先輩2人の4人には確かに聞こえた。 

恐ろしくなり、学校の広場の真ん中に4人で立って手を合わせてごめんなさいした。 
今までの茶化してた分も全部謝る気持ちで。 
そして家に帰って母ちゃんに電話をした(母は少し霊感があるっぽい) 
母ちゃんは塩を盛れといい、塩を盛った。 
するとその日から例の部屋の音は消えたのであった。