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今でいう林間学校みたいな自然体験教室を2泊3日で行った 
宿泊場所はどこかのキャンプ場で 
テントを貼ったりする体力のない年頃だったからバンガローを使うことになっていた 

でもそれが事の始まりだったのかもしれない 
夕方から鬱蒼としていた林はどんどん暗くなり 
キャンプファイヤーをする7時には夏なのにもう真っ暗になっていた 
輪になってフォークダンスをしたり色々出し物をして盛り上がっていたのだが 
何故か背後が気になる 
誰かかそこかしこからじっとこちらを見ているような 
嫌な感じが始まりの頃から続いていた

キャンプファイヤーの火もだいぶ小さくなって来たので 
先生たちが水ぶっかけて消火活動していた 
その間、輪になったままで待機 
その間もじっとりと、ねっとりとした嫌な感覚が背中に 
友だちに聞いてみるとやはり同じようだったらしくてビクビクしていた 

お開きになって風呂にいけ~ってことになったので 
大浴場でみんなでワイワイ水かけっこなんかして遊びながら入ったんだけど 
その時も、ガラスで仕切られている林の中から視線を感じていた 

バンガローでやっと就寝、となった頃 
お決まりの怪談話・・・と行きたかったが、さっきの現象を皆で考えあっていた 
色々まだ怖いっていう感情の方が心中を大きく占める年頃だから皆怖くなって寝ることにした

夜中近くの先生の点呼、じゃない、起きていないかのチェックがそれぞれのバンガローを通過していく 
その音で皆起きだしちまった 
なんだよ強い葉じゃねーかよって行ってたんだけど寝れなくなって 
仕方なく怪談話をはじめることにした 
これも最悪の決定だったな 

何話か結構持ちネタあるらしく、大した怖さではなかったが笑いながら聞いていた 
すると足音も聞こえなかったのに「寝ろ、寝ろ、寝ろ・・・」といきなりドアの前で声がした 
「ぅわぁぁぁぁぁっ!」 
皆パニックになって毛布を引っ張りあげて寝たフリをした 

その声はなにかブツブツ言っているらしく聞き取れはしないのだがバンガローの周りをウルグル回り続けているようだった 
しかし足音はしない 
何なんだよ!と隣に寝合ったやつどうしでブツブツ文句を言った 
結構な時間続いたがもう皆の集中力もなくなり気がつくと朝になっていた

翌朝、先生が「水道水よりも小川の水の方が綺麗だからそこで顔洗ってこいよー」っていってたから 
アソビ半分で顔洗ったり水飲んだりした 
浅い川だったから靴とか抜いで水かけっことかもして遊んでた 

「そろそろオリエンテーリング(ウロ)始めまーす」 
といったその時、救急車とパトカーが数台来た。何故かはしご車も。 
何だ何だ?って先生まで大騒ぎ 

小川の先の、 
「滝壺から白骨死体が発見されました」という声が聞こえてきた 

ぉぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!! 
顔洗ったし、水までがぶがぶ飲んじゃったよー! 
「なんかの成分入った水!?俺もうダメ・・・・・」 
って生徒はバタバタ倒れるし女の先生は悲鳴あげてるし、そこらいったいパニック状態 

死体の成分入った水なんて生まれてはじめて飲んじゃったよ・・・・ 

自殺だか殺されたやつ、俺様が死んだらしっかり倍返ししてくれようぜ! 
子供のピュアな思いで返せー!水・・・・・・・・