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去年の今頃必死で就活していた時の話。都内の会社の説明会行くために電車乗ってた。 
ドアの近くに立ってたら、向こうからなんか黒いガスみたいなものが人の間をすり抜けながらふわふわ漂ってるのが分かった。 

最初はなんだありゃ?って思ってたけど、良く見たら顔みたいなのがついてて、直感的にあーこれヤバイかもって思って見ないようにしてた。 
その顔っていうのは、不安の種って漫画に出てくる「おちょなんさん」をもう少し人間っぽくした感じで、目がつりあがって焦点があって無い感じ。 

で、まあありがちだけど車内の他の人たちには見えてないみたいだった。あと、黒いのが来てからなんていうか、ものすごく胃がムカムカして寒かったのを覚えてる。 
耐えられなくなって途中で降りたんだけど、その降車する間際にチラリと見たら、その黒いのが1つ隣のドアのところにいた俺と同い年ぐらいの就活生っぽいやつの背中を抱く感じで止まってた。 
んで、そいつの頭頂部を見下ろしながらコイみたいに口パクパクさせてた。 

で、さらにありがちだけど、その後すぐその路線で自殺あって、
今でもその路線は使わないようにしてる。 
その自殺した奴が俺が見た就活生だという証拠は無いけど、とりあえず黒いのはマジもんだと思う。