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しかし バスに乗るには元の場所に戻らなければならない と考えてるうちに 
おじさんの姿が近づいてくるではありませんか! 

ここは一か八か 地下街を大回りしてサッと戻りバス待ちの列に並んでしまおうという作戦を考え 
考える間もなく実行に 
ひたすら角を曲がり 角を曲がり 後ろからくる気配に耐えながら ひたすら早足で歩き続けました 
地下街はそう大きな場所ではないので1周するのはそう時間のかかることではないのですが

人間 不思議なもので こういう想定外の事態に巻き込まれたときは妙に体感時間が長くなるもの 
この場合も 例に漏れず 1分が長い まるで時間が遅く流れているかのような感覚 
それともう一つ 普段 この場所は街中だけあってサラリーマンや学生の往来がそれなりに多い場所なのですが 
どういうわけか 人を見ない 辺りは無人 おじさんの気配とかすかに聞こえる声以外は何も聞こえない 
とても「現実」とは思えない風景・・・怖いです 怖いけど 仕事には行かなきゃならない 
やがて バスステーションに戻る階段を見つけ おじさんがいないことを祈りつつ 
階段を上がる 上がった瞬間 それまでの静寂が嘘だったかのように辺りが騒がしく 
いかにも「朝の通勤・通学時間帯」独特の喧騒が 
いつもの風景を見た瞬間 体の力が抜け そのまま倒れそうになりましたが踏ん張り 
バスの列に並び 間もなくバスが来て 乗ろうとしたその瞬間 後ろからあのおじさんの声で 

「にいいちゃあん おったあ 金~ 500えええん」 

声が聞こえたものの バスに乗ればこちらのもの 
無事に職場につくことができました 

その後はおじさんの姿を見かけることはありません 
一体 あれは何だったのか・・・

それと同じバスステーションでの話です 
帰り道 職場からここまでのバスから降り 自宅近くのバス停に乗り換えようと 
移動していた時のこと  
人混みを避けながら歩いていると ちょうどステーションのはじの方からこちらに向かってくる 
人影が 手には傘を持っていたのですが 石突(傘の先端の尖った部分)が 
こちらを向き かつ 目の高さまで上がっている(ちょうどランス構えている感じ?) 
状態でこちらに真っ直ぐ走ってくる 
とっさに危ないと思ってすぐ避けたら 目の横辺りにその石突が触れていきました 
・・・避けてなかったら石突が目に当たってました・・・ 
そしてその傘を持ってた人は詫びることもなく そのまま人混みに消えました 

なんなんでしょうね・・・