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 が、しかし隣に響いてもおかしくないぐらい音がでかかったそうだ。 
どこをたたいてもそんな音は出ない。そんな日が続いた。 
『とにかく原因の分からないラップ音のようだった』と、先生は語った。 

そしてしばらくたって、大変な事態になった。 

その大変な事態が起こった日はちょうどお盆でほとんどの寮生が帰省していた 
夏の課外もなく、わずかな夏休み中だった。

その日寮に残っていたのは3人。先生と先輩と中学生一人。(先生の高校は中高一貫) 
それで先生は自分の部屋でのんびりしていた。 
そしたら『バァン!!!!』と大きな音。びびって窓を見ると 
あきらかに首をつった人のダラーンとなった足が見えていたそうだ。 
それで先生は猛ダッシュで1階まで駆け降り、誰もいたずらしてないのかを確認。 

中学生はロビーでテレビを見ていて、先輩は管理人さんと話していた。 
あきらかにいたずらなどできる状況ではなかった。 
それで先生はすぐに部屋を変えてもらい、その後は怪現象はなかったという。 
しかもその『H18号室』は今も存在しているが、頑丈な南京錠や鎖を巻きつけて閉鎖されている。