自転車が前にいると追い越すのも躊躇するくらいの道幅。
まぁ深夜になると車も少ないし、歩行者は滅多にいないし
その日の帰り道も特に気を付けるわけでもなく、彼氏は運転していた。
私は助手席で、何をするでもなくぼーっとしてた。
すると突然、助手席側に白装束の老婆が!!
ぶつかる寸前のところでハンドルをきって、どうにか轢かずにすんだけど
本当にヒヤッとした…。
深夜徘徊っていうのかな、立ったまま寝てるみたいで
意識がない感じにうなだれたまま、よぼよぼ車に近づいてきて怖かったよ。
家族が目立つように白いパジャマ着せてるのかな、大変だな。
事故らなくてよかったと心から思った。
でもね、最初に書いたようにうちの前の道って本当に狭いんだ。
仮にお婆さんを避けれたとしても、壁にこすってないのはおかしい。
ミリ単位の誤差も許されない神業のハンドルテクに彼氏が目覚めた可能性もあるけど、
目の前にお婆さんが迫るまで視界の隅にも入らないのもおかしい。
だって全身真っ白だったし、街灯もあった。
お婆さんの姿を思い出そうとしても、服も肌も髪も白くて顔は思い出せないし
考えれば考えるほど怖くなった。
それで、どうしても気になって
彼氏にあのお婆さん怖かったね。と話をふってみた。
私は霊感なしだけど、彼氏は不思議体験を結構するから
もしかしたら、あの老婆は人間ではなかったのではないかという確認を込めて。
そしたら彼氏
「いや~あの時はホント焦ったわ。
あのばあちゃんが3人連なって歩いてたら、
俺でも避けきれなかったかなw」だって。
え、だからどっち・・・orz
最後にしょーもないオチをつけてすみません。
私も見えたということは、人間だったのかなと思うことにしてます。
しかし今思い出しても怖い。
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