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 2階建てで自室もあったんだが、家族と一緒に和の寝室で寝てた。 
昼夜逆転してたんだが、チャットで知り合った子と携帯で話してたんだが 
なんか変な声聞こえてきたんだよ。 

「誰か喋ってる・・・」

「外か?テレビ?俺の音じゃないの?」 

みたいなやり取りしてたんだが、夜中の2時過ぎの住宅街で会話じゃない。 
母は電気、テレビ、ガス元栓と毎晩チェックしてる人だし家族はみんな同じ部屋にいる。 
携帯耳から話してもずっと聞こえてたから相手の音でもない・・・ 
その時携帯は悪いもの呼び寄せる、みたいなイメージがすごく強くて慌てて電話切った。 
心細いし繋いどけばよかったのにな。すっごい怖がりで冷や汗かいてるわ心臓ばくばくしてた。
 
小さな声だったから耳を塞いでみたんだけどそれが間違ってた。 
耳塞いでも同じ音量で聞こえんの。しかも何言ってるか聞き取れた。 
女の人の声で「こっちへおいで~、こっちへおいで~」ってリピート。 
なんか他のことも言ってたけどそこしか覚えてない。 

半分泣きながら横で寝てた母を揺すったりペチペチ叩いたり必死で起こす。 
「やばい!呼ばれてる!女の人がこっち来いって言ってる!起きて!起きろ!!」 
でも完全に寝ぼけてるし見えちゃう母にとって大事じゃなかった。 
「行きませんって言って寝なさいよ。気のせい気のせい。耳塞いで寝なさい。」 
ってのを寝ぼけ口調で言うんだ。もちろんその間もずっと聞こえてる。
 
メールなら大丈夫じゃないか、とか思って携帯開いたら電源切れてるし入らないし 
充電器は自室にあって取りに行こうにも扉の向こうは真っ暗。怖がりがいける訳がない。 
諦めて布団に潜ってがっつり目を閉じて耳塞いで 
「行きません。結構です。ほっといてください。」 
ってのを脳内で呟いてた。聞こえ始めてから何分とか、潜ってから何分とかはわからない。 

気付いたときには障子から光が入ってきてた。寝てたみたいだけどすごい疲れてぐったり。 
しかも、携帯見てみると電源が入ってたんだ。充電も切れてなかったし普通に使えたよ。 

それ以来ちまちまいろんなことがあるしすっごい怖がりなのは治ってない。 
それもコレも母の体質のせいなのかと諦めてるけど、家族の中だと妹も何度か見てるな。