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 その日母は風邪をひいてすごい熱があり学校を休んで自宅2階で寝ていた。 
近所の人が亡くなったらしく祖母(母の母)が出掛けることになり 
曾祖母(母の祖母)が居たのでぐずりながら留守番していた。
 
お昼過ぎに急に目が覚め寝付けなくなっていると 
部屋の天井の角にでっかい鎌を持って白い布を被った死神がいる。 
慌てて飛び起きて「殺される!死神に殺される!!」 
と泣き喚きながら母は家の中を逃げ回った。 
 
死神は天井の四隅を跳びまわるように追いかけてきて 
怖くて怖くて仕方なかった、と。 
外へ逃げるしかないと思った母は玄関に向かったが 
騒ぎに気付いた曾祖母に抱きとめられ 
それでも「逃げなきゃ殺される!」と腕の中で喚いてた。 
 
時間にしてそんなに長くなかったとは思う。 
 
祖母が帰宅していつの間にか死神は消え、母は再度眠りにつけたらしい。 

それ以降死神を見ることはなかったが、母は霊が見えるようになった。 
酔っ払ったりオカルト話になると何度もこの話をしてる。他の話もするけど子の話が圧倒的に多い。 
実際たまーに見てるのでいつもいつも怖い思いをさせられてるのはこっち。