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俺がベトナムの田舎の方の日本人にはマイナーな観光地に行った時の話 

俺は暇な大学生で、長期休みを利用して友達2人と東南アジア周遊の旅をしてたんだ 

気ままな旅にも慣れ、ベトナムの首都ハノイで欧米人のバックパッカーからオススメの観光地を教えてもらいそこに向かうことになった 
夜行で丸一晩鉄道に揺られ、着いたのは朝4時半 

友人A「ベッド固くて腰いてぇ!つか駅の形おもしれぇ!!」 

と友人Aは海外のオープンな駅のホームが気に入ったのか、日の出前の暗い中デジカメを連写していた 

友人Bは隣のベッドにいかつい黒人がいたせいでビビって眠れず死にそうな顔してた 

ベトナム経験ある人ならわかると思うけど北部の山地です 
ベトナムでは1番面白かったとこでした 
 
そこに来て2日目、山に登りたい俺、Aと街の風景をスケッチしたいBは別行動をとり、正午に広場で待ち合わせることになった 

俺とAは疲労感たっぷりで広場に戻るとBがベトナム人らしき人間と話してる 
かなり親しげに話していたが俺たちの存在に気付くと途端に興醒めた顔をして去ろうとした 

俺とAは僕たちと写真撮らないかと誘ったが怒ったように断られ去って行った 
ベトナム人は写真を嫌がる人が少なからずいるが、そこまで強く断られはしないため俺とAは少しムッときていた。 

Bによれば彼の名前はトゥイ、昨日の早朝(つまり俺達と同じ電車?)ここに観光に来たベトナム人でとても気さくな人だという 
今夜6時半から屋台で一緒に呑む約束までしたと楽しそうに語った 

悪質な観光客騙しと疑った俺はパスポートと大金は置いて行くよう勧めたが止めはしなかった 

俺たちはその晩欧米人向けのBARに行こうとしていたので、Bもトゥイとは1時間程で切り上げ、その後BARにいく算段になった 

Bは俺とAも一緒にと誘ったが昼間の事もあるので断り俺は読書、Aはデジカメの写真の整理をしていた 

その時、Aが歪んだ声を上げた 
A「俺!俺!これみろ!!」