田舎から上京してきたばかりの頃。
当時、親父さんは会社の先輩から酷い虐めにあっていた。
ミスをするように仕向けられたり、ミスを擦り付けられたり
毎日怒鳴られ、酷いときは殴られていたらしい。
そんな毎日を過ごしていると、当然死にたくなる。
毎日毎日死ぬことばかり考えていたそう。
ある日、帰りの電車の中うつむきながら死ぬことを悶々と考えていた。
追い詰められ
「明日、早く会社に行って首をつろう。よし!絶対死んでやる!」
と決意し、顔をあげるとそこはいつもの東京の風景ではなく
自分が生まれた田舎の風景だった。
風景には自分の家も見え、庭には母親や幼い弟の姿も見えた。
突然の事に驚いたが、あまりの懐かしさと田舎でのんびりと暮らしていた生活を
思い出し泣いてしまったそうだ。
田舎の風景は、しばらく続き気が付いたら戻っていたそう。
それがきっかけで、親父さんは次の日会社をバックれて田舎に戻った。
欝になり過ぎて見た妄想かもしれないけど感動した。
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