NKJ52_kurayamineko_TP_V

事件が起こったのは大学2年の時。夜に寝てたら耳元で「シャン、シャン、 
シャンッ」って音が聞こえてきた。例えて言うなら山伏が持ってる 
杖?を地面に叩きつけてる感じ。あれ、確かシャンシャンいうやん? 
その音がだんだん大きくなってくんの。「何これやべえじゃん!」って 
思って起きようとしたら水の塊みたいなのが腹に落ちてきた感覚がきて 
はい、金縛りってやつ。



んで、金縛りにあってる間、腹の上に黒い塊がいるのが分かった。
耳元じゃ相変わらずシャンシャンいってるし、変なお教みたいのも聞こえてきた。 
部屋の壁は薄いから、なんとかして隣の部屋のやつに助けてもらおうと 
試みたが、やっぱし体動かず、声も出ず。解けるまでひたすら待った。 
解けた瞬間、飛び起きて隣の部屋に駆け込もうとした。


隣の人、不在でした。カギかかってた。でも怖かったから、すぐ二階 
に行った。二階はタバコ吸うとこがあって夜中でも人がいたりする。 
とりあえずその日はそれで落ち着いたわけよ。ここまで全然怖くないね。


それから数日後の夜、何気なく二階のタバコ吸うとこに行った。 
みんな集まってる。「ちーっす」みたいな感じで和の中に入っていったわけ。 
そしたらみんな顔がマジ。一人は顔が青ざめて震えてる。 


俺が「ん?どした?」って聞いたらAが 
「昨日、生まれて初めて金縛りにあったよ・・・。洒落にならん・・・。 
耳元でシャンシャンシャンシャンって・・・」 
そいつ俺の隣の部屋のやつ。金縛りの連鎖ってあるのか?


話を聞くと俺の状態と全く一緒。ちょっと引いた。 
それから数日後、学校から帰ってきたら玄関のとこで先輩が正座して 
た。ちなみにその先輩はAの隣の部屋の住人。 
手には消化器、まばたきしてない。ガタガタ震えてる。 
「・・・どうしたんすか?B先輩?」


B先輩「コロサレル・・・。」 
俺「何いってるんすか?誰に殺されるってゆーんすか?」 
B先輩「わからん・・・。けど声が聞こえる。ダンプで突っ込もうか、 
火をつけてやろうかって・・・」ガクガクです。 
俺「?何かあったんすか?」 
B先輩「聞こえるんだ。シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン」