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小学校1年生くらいの時、2歳上の従兄と俺で田舎のばあちゃん家で飼ってた犬の散歩に行った時の話。 
いつもお決まりのコースがあるのに、その日はわざと通ったことのない道ばかりを探検してみた。 
ボーボーの草原だったり、お墓だったり。もう日も暮れてきたってゆうのに迷っちまって、従兄も俺も怖くなって泣きだした。
そしたら突然犬が走り出して、また全然知らない道をすげえ勢いで走り始めるんだ。 
不安で仕方なかったけど、綱を手放す訳にもいかないし、急な土手とかを転がり落ちながら着いていった。 

そしたらあっという間にばあちゃんちについたんだよ。安心して大泣きした。犬用クッキーと水あげていっぱい撫でてお礼言った。 

その犬は10年以上前に死んじゃったけど、今でも感謝してるわ。