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A子が小学時代の話なんだけど(学年はわからない)、A子の小学校の周りには 
川があって、ある日その川のほうから大勢の子どもの笑い声が聞こえてきたんだって。 

でも川の辺りを見回しても誰も居なかったから、 
どこか他の場所で子どもが笑っていて、それが反射して川で聞こえているの 
かなとか思っていたらしく、そのときはさほど気にしていなかったらしい。 

だけどその笑い声はその日以来、ほぼ毎日聞こえるようになって運動場に誰もいないようなときでも 
聞こえていてさすがにちょっとおかしいなとは思ってきたみたい。 

だからある日友達を川の辺りまで連れて行って、「なんか人の笑い声が聞こえない?」 
とか聞いてみたらしい。だけどどの子に聞いても「聞こえない」って言われて 
そのとき初めて、これは私にしか聞こえない奴だ(いわゆる幽霊の類)と知ったらしい。 

ちなみにA子はその川のほうが気になっていたからほぼ毎日行って川を確認していた 
らしいんだけど、周りの皆はなんにも聞こえてなかったから、「またあいつ川の方へ行ってるよ」 
とかで変な目で見られていたらしい。 
次は、A子が確か中学時代の話。 

A子は登下校で、ある一本道を通るんだけど、どうもそこがおかしかったらしい。 
どこがおかしいかというと、絶対に誰もいないのに、なんか見られているような気がしたり 
足音がしたり、石を投げられたり。 
もちろん辺りを見回しても誰もいなくて、また幽霊かなとは思っていたみたい。 
でも、何にも見えなかったから考えすぎかなとも思っていたらしい。 

ある日、A子が下校していてその道を通っていると、また誰かに見られているような気が 
したらしい。 
そこで辺りを見回していると、なんか無数の目?がこっちを見ているのをみていたらしい。 
(ここら辺記憶があやふやで自分で書いても意味分からない(涙)) 
ちなみにその日以来、その不思議な現象も収まったみたい。

ここでA子の霊感の強さについて。 
A子は幽霊とかははっきり見えるんだけど、はっきり見えすぎて 
それが幽霊かどうかはわからないらしい。 
友達とかといて、初めてそれが幽霊かどうかがわかるらしい。 

A子の父さんと、おばあちゃんも霊感があって、父さんからは「A子が一番霊感が強い」 
といわれているらしい。 
でもA子本人曰く、「私は、他の人の霊感の強さとか分からなくて、ただ見えるだけだから 
父さんの方が強いと思う。」とは言ってた。


そのA子の父さん(以下Bさん)が体験した話。 
Bさんもいわゆる見える人らしく、そういう類のものをいろいろ見たんだけど、 
そのBさんがいままで体験した中で一番怖かった話を書きます。 

Bさんはある道を運転していた。(昼夜とかどんな道とかは知らない) 
そこでふとルームミラーをみると、後部座席に人の生首があったらしい。(生首の性別、状態などは不詳) 
さすがにBさんでもこれにはビックリしてとにかく早く逃げようと急発進でそこから 
逃げようとしたらしい。 
すると、ちょっといったところにお地蔵さんの首が道の真ん中に落ちてあったらしい。 
なんで首だけがとれていたのかわからなかったらしいけど、とりあえず辺りを見回すと、 
首がないお地蔵さんがいたから元の位置に首を戻して 
後部座席をのぞいてみたら生首は消えていたらしく、お地蔵さんが助けを求めていたのかも 
しれないってBさんは言ってたみたい。 
(聞いていて助けたことになっているのか?とは疑問に思いまくった。) 

A子とBさんが体験した話。 

A子が寝ていると、夜居間の方でばかでかい女の人の悲鳴が聞こえたらしい。 
A子はビックリして居間に出てみると、テレビを見ていた母一人のみ。 
テレビの音量は普通でA子は母に「いま悲鳴が聞こえなかった?」と聞いてみるが 
母は「全然聞こえなかった。」 
それからすぐしてBさんも居間にやってきて、「今悲鳴が聞こえなかったか?」と 
と聞いたらしい。 
でも、それからしばらく居間にいても何にも聞こえなかったからまたそれぞれの部屋に 
戻っていった。 

そしてある日、また女の人のばかでかい悲鳴が聞こえたらしい。 
またA子はびっくりして居間に出てみても誰も居なくて、Bさんも出てきたらしい。 
A子の母は聞こえていなかったみたいだから、また幽霊とかそういう類のものか 
という結論になったらしい。 
ちなみにその悲鳴はちょくちょく聞こえるらしく、その悲鳴があるたびにA子とBさんはビックリして 
居間に駆けつけるみたい。 
本当にリアルな声だから何度聞いても慣れないらしいw