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628 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/07/05(木) 00:14:28.29 ID:/fwAWn+v0 [6/7回(PC)]
気がつくと僕は病院にいました。ベッドで寝ていたようです。 
手首には包帯が巻かれていました。周囲には点滴の器具のようなものが置いてあります。 
状況が理解できない僕は、しばらくぼーっとしていました。 
すると看護士さんがやってきました。 
なぜ僕が病院にいるのかを尋ねると、看護士さんは「ちょっと待って」と言い、部屋を出て行きました。 
しばらくすると、Bが部屋に入ってきました。とても暗い顔でした。 

「すまない。こんなことになって」 

なぜ謝るのか尋ねると、Bはしばらく黙ったまま、ポツリ、ポツリと話し始めました。 
その内容はこうです。 
Bが自分の部屋で見た女の霊は、なんとBの彼女だったというのです。 
Bはその彼女と、まじめな交際をしていたといいます。 
しかしあるとき、別の女性を好きになってしまった。どうしてもその女性が忘れられず、苦しかったが、別れを切り出したそうです。 
当然、彼女は否定しました。激昂したそうです。なんども話し合ったしそうですが、彼女の理解は得られなかったそうです。 
そこでBは、彼女を一方的にフッて、新しい彼女と一緒に引っ越してしまったというのです。 

友人関係もほとんど犠牲にして、数人にしか伝えず、携帯も替え、今の町へやって来たというのです。 
そして今の仕事を見つけ、しばらくは二人の幸せな日々を過ごしたといいます。 
でも、あるとき異変が起きたそうです。 
新しい彼女が、寝言でおかしなことを言うようになったといいます。 
それが、僕があのとき聞いた言葉、「あなたも、手首を、切るのよ」でした。 

その異変が数週間続いた後、新しい彼女は、バスタブで手首を切って亡くなっていたといいます。 
自殺と判断されましたが、手首を切ったカミソリはBのものだったそうです。 
それから、Bの部屋では、物が勝手に動いたり、無くなったりと異変が起こるようになったそうです。
 
そしてある夜、寝ようとしていたBの耳元で「見ているから」と女の声だけが聞こえたそうです。


629 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/07/05(木) 00:15:17.24 ID:/fwAWn+v0 [7/7回(PC)]
新しい彼女の葬儀のとき、旧友から、元彼女が自殺で亡くなっていた……と、知らされたそうです。 
それを聞いた、その日の夜。「はじめて元彼女の霊がはっきり現れた」と言っていました。 
その後は、さまざまな霊障の連続だったそうです。 

Bが言うには、僕がBを助けようとしたせいで、元彼女の霊が来てしまったということです。 
そしてあのとき、僕の部屋で起こった出来事。 
Bが言うには、急にドアが開き、見ると僕が血だらけで倒れていたと言います。 

Bと少し親しくした女性も、怪我をしたり、病気になったりしたと言っていました。 
男性なら、親しくしたくらいでは問題なかったといいます。 
たしかに同僚の女の子で、足を骨折した人はいましたが、Bはその辺をはっきりと教えてはくれませんでした。 

B自身も御祓いを受けたり、霊能者に相談したりしたそうですが、今まで何も変化はなかったと言います。 
そして、「これ以上迷惑はかけられない。また引っ越すことにした」と言っていました。 

退院後に会社で「Bはいきなり辞表を出して退職した」「連絡がつかず、アパートも空き部屋で、どこに居るのかも分からない」と聞きました。 
僕はなぜかインフルエンザで休んでいることになっていました。



630 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/07/05(木) 04:06:01.58 ID:FwghxhYI0 [1/1回(PC)]
ここでおわり!