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949 本当にあった怖い名無し sage 2012/02/04(土) 13:03:35.27 ID:xOE3aK9R0 

私は友人の間では「幽霊避け」扱いされています。 
行ったら絶対何かある!と言われているような心霊スポット巡りに 
私が同行すると、何も起こらない。 
自殺者が出た部屋に入居した友人が霊現象で悩まされてた時も、 
私が泊まりに行ったら、それ以降霊現象はぴたりと止みました。 
オカルト好きな友人からは「よっぽど強い守護霊がいるんだね!」と 
言われますが、私の後ろにいるのは守護霊というよりも、怨霊に近い 
存在じゃないかと思ってます。 
そういうモノに守られてるのかな?と自覚したのは、子供の頃です。 


950 949 sage 2012/02/04(土) 13:04:18.37 ID:xOE3aK9R0 
当時小学四年生だった私は、二歳上の兄と一緒に、母方の祖父母の家に 
遊びに行きました。 
毎年夏休みの間、お盆前後の一週間から十日近く滞在することになっていました。 
いつもは母と一緒に行くんですが、その夏は初めて子供だけで新幹線に 
乗ったということもあり、よく覚えています。 
祖父母はずっとその土地に住んでいたのですが、なんとなく近所とは 
付き合いが薄い感じで、私と兄は身内以外の同年代の子と遊ぶということも 
ありませんでした。 
かといって差別されているような雰囲気でもなく、どちらかといえば敬意を 
払われていたように思います。 
祖父の地元では盆祭の時、神社の境内で神楽舞のようなものを奉納するのですが、 
太刀を持って魔物を追い払うといった役割の舞い手は、常に祖父の一族の誰かが 
務めていました。 



127 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2012/03/04(日) 12:31:32.16 ID:C8/Dhig30 [2/10回(PC)]

その夏も例年通り、神社で神楽舞が行われることになりました。 
この年の舞い手に選ばれたのは兄で、舞いを覚えるため、子供達だけ先に田舎へ 
向かったのです。 
ちなみにこの時、兄だけでなく私も舞いを覚えさせられました。 
兄は退屈な田舎で舞いの練習をさせられるのが嫌でたまらず、しょっちゅう 
従兄弟達と抜け出してはさぼっていました。 
それでもなんとか、祭までには一通り舞えるようになっていたようです。 
祭の当日、太刀を持つメインの舞い手は、朝から神社の拝殿にこもらなければ 
ならないというしきたりがありました。 
兄は最初大人しく拝殿にこもるふりをしていたのですが、大人達の隙を見て 
私を身代わりに拝殿に押し込め、従兄弟と一緒に出かけてしまいました。 

祖父の田舎には「絶対に足を踏み入れてはいけない山」があったのですが、 
兄と従兄弟達はその山へと向かったそうです。 
祭の時なら大人達は忙しくて気がつかないだろう、と考えた兄達は、 
神社の裏手から伸びる山道をつたい、禁足地とされた山へと足を踏み入れました。 
兄の話によると、その山へと入る山道にはぼろぼろの鳥居があって、道を 
塞ぐように注連縄が張ってあったそうです。 
鳥居はぼろぼろなのに注連縄は新しく、定期的に誰かが取り換えているように 
見えた、とのことでした。 

悪ガキだった兄達はその注連縄を越えて、山へと入りました。 
奥へと進むに従って、真夏とは思えないほど気温が下がり、なんだか 
生臭いような、吐き気を催す匂いが鼻をついたそうです。 
誰からともなく「帰ろう」と言いだした頃には、少し開けた場所へと 
出ていました。 
そこには大きな岩があり、その岩にも注連縄が巻きつけてあったそうです。 
皆がなんとなく黙り込み、怖がっていた中で、リーダー格の中学生の従兄弟が 
「山に入った証拠を持って帰ろうぜ!」と言いだし、その注連縄をほどきました。 
しかしほどいた注連縄は地面に触れた瞬間、ぐずぐずに朽ちてしまったそうです。 
その異様な光景に皆が声をのんでいると、妙な声が聞こえてきました。