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119 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/03/04(日) 02:24:05.26 ID:zO6uNh/P0 [1/4回(PC)]

私の姉は過食症でした。 
高校二年の頃から姉はよく食べるようになりました。 
元々よく食べる方だったのですが間食も増え、一回の食事の量は二人前は当たり前。 
自発的に運動は少ししていたようですが食欲は増すばかりで今まで標準体型だったのが3年の夏にはどうみても肥満体系に。 
それが過食症だと私は薄々気づいていたのですが家族(特に母)はほとんど姉に関心がなく、見てみぬふり。 
姉は大人しい性格で母や父のせいもあり学校や友達の話などほとんど語りませんが、学校での成績は中の中、運動神経は中の上 
友達は少人数ながらも良く家に連れてきたり遊びにいったりと充実した様子で、誰に対してもいつもにこにことして良く接していました。 

ですが、夏ごろになるとそれが顕著になり私が心配して「お姉ちゃん、大丈夫?」「ちょっと食べすぎだよ」と言うと 
「え?何が?大丈夫だよ」「大丈夫、あとで運動するから!」と笑ってはぐらかすようになりました。 
母はと言えば、丸々太ってもなお際限なく食べる娘が醜くなったのか「お前は家を食い潰す気か!それ以上その食生活続けるなら家を出て行け!」 
と怒鳴りつけてしまいました。 
姉は少し悲しそうな顔をしましたが反論することもなく、次の日からすっぱりと普通の食事量に戻りました。 
一週間経っても何事もなかったかのようにその食事を続けていたので私も「あれ?過食症ってこんなにあっさり治るんだ」と思いました。


120 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/03/04(日) 02:25:39.24 ID:zO6uNh/P0 [2/4回(PC)]
しかし、そんな簡単に治るものではありません。 
それから2週間程経った8月の夜中1時過ぎ。私は寝苦しさから水を飲もうと二階の自室から一階のリビングに降りていきました。 
私は癖で電気を点けずに歩いていたのでリビングでライトを点けようとした時、奥のキッチンから物音と人の気配が。しかもうっすら明かりが。 
えっ、もしかして強盗?と思い用心してライトは点けずにキッチンの方に向かうとそこに居たのは強盗ではなく姉でした。 

姉は半開きの冷蔵庫の前に座り込み一心不乱に何かを食べていました。くちゃくちゃとガムを噛む様な音がしていましたがライトを点けると 
それが何かはすぐに分かりました。生肉です。母が買っていた、焼いてない生の牛肉でした。 
しかも食べていたのは生肉だけではありません。座り込んだ姉の周りは鶏肉、生の野菜、ハム、生卵、マーガリン、ソースやマヨネーズといった調味料 
後ろの引き出しも開けられており乾物類やホットケーキミックスなどの粉物なども散乱 
そして姉が吐いたと思われるおびただしい量の嘔吐物が床一面に広がっていました。 
私はパニックになりながら「お姉ちゃん!何やってるの!?何食べてるの!!!どうしたの!!」と姉の肩を掴んで慌てて生肉を取り上げると 
見たことも無い、完全に正常ではない目つきで私を見て「ん?あー、大丈夫。あはは。大丈夫」と口調だけはいつもと同じ、何気ない返事でした。 

どうみても壊れた姉に恐怖が限界を超え私は泣き叫びました。 
助けてやお母さんと言う言葉も出ずただ泣いているとそれを聞いた父と母が飛んできて 
「何これ!?あんた何やってんの!!」「おい、どうした!」と口々に説明を求められましたが私は泣き続け姉も以前と同じく少し悲しそうな顔をしてだんまり。 
その後また吐き戻した姉を見て急いで地元の病院に駆け込み。直ぐに姉は胃洗浄され処置を受けましたが当然お腹に菌が入り回復するまで入院+治療。 
母も父ようやく娘の異常性を認めたようで入院、退院後はそれまでの放任が嘘だったように姉の事を気にかけるようになりました。 
姉はというと暴れたり暴言を吐くわけでもなく、その後もただ前と変わらずにこにこと私達に接していました。 
今までの異常性については「自分でもおかしいと思ってたよ」「ごめんなさい」と認める発言もあり精神的な面の治療も順調でした。