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734 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/01/25(水) 23:10:39.79 ID:r+sCEqPLO [1/6回(携帯)]
幼少の頃、母の病気で、祖父母の家に預けられていたことがある。 

祖父は田舎の神社の神主で、神社の敷地内に住んでいた。 

俺は遊び相手がいなくて退屈だったが、広い境内を遊び場にして、毎日を過ごしていた。 

ある日、いつものように階段を上ると、猫の鳴き声がする。


735 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/01/25(水) 23:13:21.27 ID:r+sCEqPLO [2/6回(携帯)]
動物好きな俺はワクテカしながら声の方に近づいたが、姿が見えない。 というかその声はどうも足元から聞こえるような気がした 

俺は大変だとばかりに、鳥居の真下の地面を手で掘った。



736 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/01/25(水) 23:16:32.13 ID:r+sCEqPLO [3/6回(携帯)]
しばらく掘り進むと、みかん箱くらいある大きい木箱の上部が見えた。赤茶けて汚い箱で、和紙が貼り付けてある。 

紙には「いろは…」云々と書いてあったと思う。(今思うといろは歌?) 
その紙を破り取ってフタを開けようと手を伸ばした瞬間、「何してる!?」じいちゃんの鋭い声ががした。 

見上げると、いつの間にか登ってきていたじいちゃんが俺を見下ろしていた。



737 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/01/25(水) 23:20:41.63 ID:r+sCEqPLO [4/6回(携帯)]
じいちゃんは俺に下に行くように鋭く命じた。初めて見るじいちゃんの怖い顔だった。 

じいちゃんが俺を連れて行こうとした瞬間、子猫のようにか細い鳴き声だったそれが、フギャ~というような絶叫に変わった。 

俺は半泣きになりながらじいちゃんに神殿に連れて行かれ、祝詞をあげてもらった。