341 : 力也 ◆zBPWVMgXAU [] 投稿日:2011/12/21(水) 08:11:38.88 ID:/vxLUOWs0 [3/14回(PC)]
中学の時の実際あった話。 

ちいさい頃、うちの家の近くに 
蔦の絡まる古い洋館があって 
なにもない田舎の風景にポツンと建つその洋館が 
違和感ありまくりで、かなり不気味だった。 

当時、仲のよかった友人3人と 
駄菓子屋に寄った帰り、その洋館の前を通った。 
大工のせがれだったキヨミチは 

キヨミチ「この家、うちの親父がつくったんぞ!」 

と自慢しだした。 
レンガ作りの物珍しさで村一番の話題の家だったそうだが 
年月が経つにつれ、いわく付きの建物として有名になった。 
何度も続くボヤ騒ぎ、赤レンガは黒いシミに覆われ 
建物の周りでカラスがねじれて死んでいるのが 
発見された事もあったとか。 


342 : 力也 ◆zBPWVMgXAU [] 投稿日:2011/12/21(水) 08:12:43.49 ID:/vxLUOWs0 [4/14回(PC)]

キヨミチ「小学校の美術室に白うんこあるじゃん、ここの家の人が 
学校に贈ったんだよ」 

白うんことは、石膏で作られた女性像なのだが 
流線型のポーズが遠目からみると巨大なうんこに見えるので 
みんな白うんこと呼んでいた。 

懐かしの白うんこで盛り上がり 
古洋館のフロアに白うんこが残ってるという話になり 
見に行こうという事になった。 

窓から覗くと・・・ 
白うんこ4本、真ん中に、ちいさな白うんこ1本。 
女性像4体が子供像を囲んでいた。 
キヨミチとトキオはゲラゲラ笑っていた。 
・・・が、俺には不気味で恐ろしかった。 

石膏で作られた子供の像は、ところどころ黒く変色し 
膝から壊れて足が無かった。  
柱が支えになって立っていたが 
俺には、鉄柱に串刺しになって 
拷問を受けている様にしか見えなかった。 

キヨミチ「もっとあるかもしれない、中入ってみようぜw」 
トキオ「入れるの?鍵かかってるんじゃない?」 
キヨミチ「裏口の扉腐って開きっぱなしになってるから 
そこから入れる! 行こうぜw」 

冗談じゃない!!・・と思ったが、二人のおかしなテンションに負け 
中に入ることになった。 



343 : 力也 ◆zBPWVMgXAU [] 投稿日:2011/12/21(水) 08:14:20.56 ID:/vxLUOWs0 [5/14回(PC)]
塀に囲まれ雑草が伸び放題の中を進んで行くと 
裏口に着いた。 
足元がやたら泥濘を帯びていた。 
フッ・・・と生暖かい空気が流れた、と、同時に生臭さが 
周りを包んだ。 

キヨミチ「クッサ・・・ゆで玉子が腐ったみたいな」 
トキオ「屁だろこれww屁こくなやキヨミチwwww」 
キヨミチ「こいてないわww」 

裏口に着いた。 扉は半壊し腐って朽ちていた。 
蝶番が辛うじて木片を繋ぎ止めてはいたが、扉とは 
呼べない状態だった。 
中を覗き見ると、意外と綺麗な状態。 
植物に侵食されている様子もなかった。 
ただ、床は変色し、奥に行くにつれその色は 
濃くなっていった。 

キヨミチ「けっこう広いな」 
トキオ「秘密基地に使えるよな!」 
キヨミチ「俺この部屋もらうわww」 
トキオ「おお!ベット!!いいなーw」 

我が物顔で屋敷の中を歩きまわる二人。 
そんな中、俺はさっきの子供の像が気になっていた。 
怖いもの見たさ、好奇心がそうさせたのだろうか 
どうしても近くで見ておきたかった。