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316 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2011/08/22(月) 21:02:29.18 ID:Q3xZc1jr0 [1/2回(PC)]
黒い玉 
小学校中学年頃の話 
小学生時代の俺の特徴と言えば”割と元気な小僧で一年中半そで短パンスタイル”ってくらいで 
生まれてこの方意味不明な事言う電波ちゃんでも見えないものが見える霊感少年でもなかった。 
夏休みが終わり秋真っただ中のこと。 
その日もいつもの格好で普段通り登校し、普通に勉強したり遊んだり 
飼育委員として兎とか鯉の餌やりをしながら生活してた。 
それで、昼休みが終わって午後の授業の時、急に頭痛と吐き気、悪寒に襲われた。 
先生に体調の旨を伝えて保健室で体温を測ると39.8℃だった。午前中にはそんな兆候は一切感じなかった。 
親を呼ぶと言われたが、親は働いてるし迷惑かけたくなかったから盛大に拒否 
フラフラしながら必死に帰宅。親には風邪ひいたら汗をかいて治せといつも言われていたから、 
水分補給後直ぐに布団に潜りこんで眠ることにした 
はっきり言って全然眠れなかった覚えがある。でも気付くと寝てしまっていた。 
悪夢の始まりだ。 

変な夢を見た。白いのか黒いのか赤いのかよくわからない世界に独りで仰向けになっていた。 
すると上だか足元だかから物凄くでかい、当時の伸長を140cmとして、 
近付けば視界を埋め尽くす程でかい巨大な黒玉が現れた。 
黒玉は跳ねてるような転がるような動きで俺に近づいてくる。 
質感はマットな感じでうっすら光沢があり、歪んだり戻ったりしていた。 
黒玉は音も立てずにどんどん俺の方に近づいてくる。逃げたくても何故か俺は仰向けのまま動けない。 
そしてとうとう玉は俺の足元にやってきた。そしてほわわ~んと跳ねた。 
次の瞬間には俺はその玉に潰された。強烈な質量を感じた。 
蚊が潰れるようなものだった、エアクッションの一つを潰すような気味の悪い音で目の前が暗転― 
―目覚めるとまた最初からだった。同じようにまた玉はぐーんと近づいて俺を潰す、俺は動けずに潰される。 
それを幾度となく繰り返されたとき、初めて俺は声を出した。「もうやめてー」みたいなことを涙ながらに叫んだ。 
だが黒玉は何の反応も示さずに俺を延々潰し続けた。 
最後の方の記憶は何故か思い出せない、音をあげた時が小学三、四年の少年の精神的限界だった。

 
317 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2011/08/22(月) 21:02:58.51 ID:Q3xZc1jr0 [2/2回(PC)]
眼が覚めた時母親がタオルを持って横に座っていた。 
随分うなされていたね。みたいなことを言われた。夢の事は黙ってた。 
体は一体どこにこんなにあったのかって位汗まみれだった。 
熱は夜には37.0℃を下回る凄まじい回復を見せ、翌日にはいつものように学校に行くことになった。 

それから数日妙に体が軽く感じたり、デジャブの回数が以上に増えたりした。まぁだからといって空が飛べるわけでも 
危険を回避できたわけでもなかったが。が、一月もすれば日常に戻っていた。そもそもこれは気分と偶々の問題だと思う。 
今から十数年前の忘れ難い記憶。ただの勘違い怖い話かもしれない。 
いままで数回だけ友人にこの話をしたが、翌日青い顔をしていたのも勘違いだろう。