AMEhuyunocyoushi_TP_V

355 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2012/02/29(水) 14:37:45.82 ID:9XFxLAJkO [1/2回(携帯)]
親父から聞いた話です。 
昔親父が雪深い山の現場でバイトしてた時の事。 

妻子をおいて、季節労働に来てる男性がいて、皆から頼られる 
リーダーとして、現場を仕切っていました。 
ある日、現場に入ったばかりの若造二人が、猛吹雪の中調子コイて 
飲みに行ってしまいました。 
案の定、いつまで経っても帰ってこない。 
一件しかない麓の飲み屋に電話した所、とっくに店を出たと言う。 
リーダーは収まらない吹雪の中、若造どもを探しに出掛けました。 
作業開始時刻になるまでに戻らなければ、警察に連絡するよう 
残った人間に伝えて。 

視界0、息が出来ない程の吹雪の中、必死で運転し若造どもの姿を 
探すリーダー。 
しかし、深い雪に車が埋まり身動きが取れなくなってしまいました。 
外に出て必死で脱出を試みるものの、車は全く動かず。 
途方にくれていたリーダーの前に大型のトラックが。 
古い作業着にスキー帽子をかぶった体格のいい男性が出てくると 
一言も喋らずに、あっと言う間に車を引っ張り、轍から救出。 
トラックはそのまま、リーダー達の現場がある頂上へと走り去りました。

 
356 : 続き[sage] 投稿日:2012/02/29(水) 14:38:50.78 ID:9XFxLAJkO [2/2回(携帯)]
そこへ行方不明だった若造どもが現れました。 
やはり彼らも大型トラックの男性に、脱輪していた所を助けられたとか。 
これは、何としてもお礼を言わなくてはと、揃って男性が向かった筈の 
現場に戻りましたが、男性とトラックはどこにもいませんでした。 
一本道なのに何故? 
麓に戻ったのならすれ違う筈?と訝るリーダーの元に嫁から電話が。 
死んだお父さんが貴方の事を心配してる夢を見た。 
ニュースでそちらがひどい悪天候だと見て不安になったと。 
それを見て端と思い出すリーダー。 
義理の父は大型トラックのドライバーで、いつもクタクタの作業着に 
娘が高校の時に編んでプレゼントしたスキー帽、無口な人だったと。 
工期が終り、久々に家に帰ったリーダーは、義父が大好きだった 
煙草とワンカップを持って墓参りに行ったそうです。 
奥さんは、お礼にと、新しいスキー帽を編んでお墓に供えたんだとか。