202 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2011/06/09(木) 00:54:54.90 ID:d3Lw32mR0 [1/1回(PC)]
親父が肝臓やって死にかけたとき、 
母ちゃんと病院の説明室で主治医と研修医から話を聞いた。 
大きなテーブルを挟んで対面していたんだが、気がついたら部屋の隅に三人知らない人が立っており、上目遣いの凄い形相で主治医を睨んでた。 
オレはこれはこの世のものじゃないと思い、怖くて見ないようにしてた。 
誰も気づいていないようだった。 

猛反対する両親を遮り、強引にセカンドオピニオンをし、違う病院に移した。 
親父は告げられた余命よりはだいぶ長生きした。 
でもオレはあそこで見た連中の顔が目に焼き付いて、しばらく安定剤頼みになってしまった。 
ほんとに怖かった。 

あと、その病院に見舞いにいったとき、一度だけあったこと。 
乗っていたエレベーターがとまり、乗り込もうとした看護婦に、 
あっ、いっぱいですね、先どうぞ 
と言われた。 
乗ってたのはオレと母ちゃんだけだったのに。 
なんか変な土地に建てちまったんじゃねえの、あの病院。