499 : 1/6[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 00:48:12.36 ID:JrSONFdtO [1/6回(携帯)]
長くなるし怖くないけど勘弁ね。 


私の叔母は所謂「霊視」が出来る人で、意識しなくても人のオーラが見る事が出来るらしい。江○さんの女バージョンと考えてもらったら分かりやすいかも。 

体調が悪い人は緑、何か良からぬ事を考えている人は青、取り憑かれてる人は…みたいな感じで、オーラはモワッと霧の様に見えるのだとか。 

また、オーラが見えるだけでなく、念を飛ばして特定の人に危害をもたらす事も出来るらしい。 
方法はただ目当ての人間を思い浮かべて「風邪引け」とか「骨折しろ」と強く念じるだけ。そうすると一週間も経たない内にその通りになるとかなんとか。 
お前が良からぬ事を考えてどうすんだよwwwとは思ったけど、実際叔母の周りで怪我人・病人がチラホラ現れていた為何も言えなかった。 
私の母も「叔母に頼んで成敗してもらったわww」とか言ってたからますます(´・ω・`) 


500 : 2/6[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 00:49:50.54 ID:JrSONFdtO [2/6回(携帯)]

そんな叔母がまだ40代の頃の話。深夜。寝室で寝ていると、何やら異様な気配を感じ目を覚ました叔母。 

気配を辿り隣に寝ていた旦那の枕元をよく見てみると、そこには緑色の光がポワンと浮かんでいた。 
緑色=体調が悪い時に現れる物だったけれど、旦那も自分も特に心当たりがない。 
第一、その光は対象者の体に纏わり付く物だったから、光単体で浮かんだり、移動するはずがないのだ。 

もしや誰かが病気を自分か旦那に乗り移らせる為に送ったのか!? 
そう思った叔母は、全神経を緑色の光に向け、念仏を唱えたそうな。 

すると光は呆気なく消え果て、室内は何時も通りの空気に戻った。 

何だったんかいな?と叔母は不思議に思いながらも、その日はそのまま眠ってしまった。



501 : 3/6[sage] 投稿日:2011/06/10(金) 00:51:38.10 ID:JrSONFdtO [3/6回(携帯)]

翌日。 
先に起きていた旦那に声を掛けようとした叔母は、ある異変に気づいた。 

声が出なかったのだ。 

いくら腹に力を入れ発声しようとしても、うんともすんとも言わない。それに男性でいう喉仏辺りに、押さえ付けられているような圧迫感、痛みがあった。 

何となくアレだろうな…と思いながら、鏡越しに自分の姿を見てみると。 
案の定、昨日の緑色の光が首周りにベッタリと纏われていた。 
部位のみの場合は大変珍しく、そしてやっかいらしく。 

当時百貨店の販売店をしていた叔母は、どうしたもんかと頭を抱えたらしい。 

それからも声は一向に出る事はなく、それどころか日に日に圧迫感・痛みは増すばかり。 
念の為病院で診てもらったが、やっぱり何の異状もない。 

見たり危害を加えたりする事はお手の物だったが、お祓いはとんと苦手な叔母(超迷惑な人w)。 

相変わらずキツかったけど、仕事休めるからいいか、と楽観的に考えていたとか。