135 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/05/29(日) 01:06:37.85 ID:7TEzTz6KO [1/9回(携帯)]
会社と私生活で嫌なことが重なった僕は、気分転換に旅行でもしようと思い、インターネットで情報を集めた 
ある地方の風光明媚な場所にある民宿が目にとまった 
他の民宿に比べて値段が格段に安かったのだ 
朝食と夕食つきで一泊五千円と書いてあっる

 
136 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/05/29(日) 01:08:31.54 ID:7TEzTz6KO [2/9回(携帯)]
現地に到着し、その民宿を訪ねてみると、予想通り寂れて陰気臭いところだった 
値段が安いので文句は言えない 
中に入ると、これまた陰気で痩せた老婆が出てきて部屋まで案内してくれという 
老婆の後について行くと、廊下の奥で何かがキラッと光った 
それは包丁が光を反射したものだった 
廊下の奥がどうやら調理場になっていて、老人が一生懸命に包丁を研いでいたのだ 
その包丁はやけに大きく丈夫そうだった 



137 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/05/29(日) 01:10:37.44 ID:7TEzTz6KO [3/9回(携帯)]
案内されたのは、一階の部屋だった 
窓を開けると庭があり、痩せっぽっちの鶏が一羽、落ち着きなく動き回っていた 
そしてやはり痩せっぽっちのコブタが一匹、鼻で地面を嗅ぎながら、雑草を食べていた 
僕はカバンからパンを取り出して、ちぎって投げた 
鶏とコブタは気が狂ったようにそれを貪り食った