401 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2011/05/07(土) 10:31:38.80 ID:kF6Z16+ZO [1/3回(携帯)]

俺は、まぁ普通に地元の県立大学に通ってるんだけど、 
大学が終わったら、電車→チャリで家に帰るのが日課なのよ。 
で、その日も大学が終わって、いつも通りチャリこいで家に帰る途中だったんだ。 

うちは、結構田舎で普段は全然人とか居ないんだけど、桜の名所(?)で、春になると、花見客やら何やらで、そこそこ人が集まったりするんだよ。 

その時は日も暮れかかってて、花見客もそんなに多くなかったから、ちょっと飛ばし気味でチャリをこいでたんだけど、 

何というか、左の太ももに違和感があった、 
何かがぺしぺしぺたぺたって当たってる感じ? 
音楽聴いてたし、最初はイヤホンのコードが当たってんのかな?と思って気にしなかったんだけど。 
ある程度時間が経ってから妙な事に気が付いた、 

左太もものぺしぺしが、一定のリズムを刻んでる。 

俺がチャリをこいでると、 

たん、た、た、たーん 

たん、た、た、たーん 

って、ずっと同じリズムで何かが左太ももを叩いてた。 

流石に、ちょっとおかしいな。と思って自転車を止めて自分の周りを確認するんだけど、 
これといって、変な物は何もないの。

 
405 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2011/05/07(土) 10:47:56.23 ID:kF6Z16+ZO [3/3回(携帯)]
訳がわからないままだったけど、このままずっと突っ立ってても意味ないし、 
当日は、卓球の練習ガンガンやってて、チャリのペダルが結構重く感じるくらいだったから、 
筋肉バグってんのかな(笑) 

とか独り言呟いて、またチャリに乗ってぐいぐいペダル回してた。 

それでも、ある程度したら、また例のたんたたが始まって。 

気持ち悪いから、もう一度ブレーキかけたのよ。 
そしたら、 
後ろにいた若い女の人二人組の片方が、 
「あんな小さい女の子も2ケツするんだぁ」 
とか言うのが聞こえて。 
チラッと周りを見たんだけど、辺りに2ケツしてる自転車なんて一台もなかった。 
もう片方の女の人も、え?どこどこ?みたいな事言ってて、見つけられなかったみたいだから、気になってちょっと後ろを振り向いたらその女、 

明 ら か に 俺 の 自 転 車 指 し て る の 

俺のチャリには当然俺以外誰も乗ってないし、もう片方の方も、え?みたいな顔してた。 

俺はそのあと、怖くて全力でチャリこいで家に戻ったから、 
家に帰るまでの間は覚えてない。 
ちなみに俺は、あの後は特に何も痛い目には合ってないよ。