371 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2011/05/04(水) 03:58:41.60 ID:Z444qGl50 [1/3回(PC)]
20数年前、14歳位の俺は実家に帰省した時に、一人で山奥に魚釣りに行っ
て一日中釣ってたんだ。
大量に釣れたし、もう夕方だから実家に帰ろうかと思ったんだけど、もう
完全に迷っちゃったんだよね。
厨房の俺はもうそりゃあ大パニックな訳よ、そんで森の中、必死に集落の
明りを探してたんだけど、一軒の凄くボロボロの古そうな民家があったわけ
372 : つづき[sage] 投稿日:2011/05/04(水) 03:59:32.63 ID:Z444qGl50 [2/3回(PC)]
でも、明らかに廃屋で、明りも点いてなかたけどココなら人がいなくても
野宿よりはマシだと思って泊めてもらおうかと思ったの。でも、もしかし
たら住人がいるかもしんないので玄関の戸をドンドン叩いて
「誰かいませんかー?」って駄目モトで一応叫んでみたの。
そしたら灯りも点けずに玄関が静かに開いて一人の女の人(まあ美人の)
が出てきたのね、20代位の和服姿の綺麗な感じの女の人だった、もう地獄
に仏って感じで、事情を話して実家のある村に電話で連絡を取ってもらた。
暫くすると実家のばあちゃんに繋がったの、どうやら和服のおねえさんと
実家の親戚は顔見知りだった。 まあ、狭い村だしありうる事だ。
そんで電話越しにオフクロにむちゃくちゃ怒鳴られたんだよね、まあ心配
かけたんだから当然なんだけど、今日はココに泊めて貰うって事で落ち着いた。
で、夕飯ご馳走になったんだけど凄く美味しかった。風呂までいただいて
寝室の客間に戻る途中におねえさんの部屋から明りが漏れてたんだ。
まあ、覗きは、わるうい事だとは思ったんだけど0.1秒だけなら大丈夫だと
思っちまったんだよな…後悔したよ。
猫ちゃんをなでなでしてんのよ…般若の面を被って…首と足の無い猫を…
ビビッてロボットみたいな動きになって寝室まで足音殺して戻ったよ。
怖杉だろって思いながら布団の中で震えながら寝た。
翌日、朝食のちゃぶ台から台所を見るとあの猫(?)がいた…なんつうか
毛と皮の塊みたいな、ぴくりとも動いてない猫。勿論生きているはずの無い
気持ち悪い物体なんだが、猫用の餌皿にキャットフードが前に置いてあった
から、アレはペットみたいなモンという事なんだろうか…飯は相変わらず旨
かったので残さず食べた。そしてスグ山は降りた。
なんだあれ?
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