894 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/05/16(月) 19:47:38.92 ID:Zfirs1md0 [3/4回(PC)]
道中はさすがに真っ暗でみんな雰囲気にのまれて無言だった。 
もう少しで道の半分くらいって所で、いきなり後ろの二人が騒ぎ出した 
「後ろから女が追いかけてくる!」 
そんな事言いながらスゲーパニクってる 
俺も後ろ見るんだが、暗くてよく見えない、つかそんな女居ない。 
でも後部座席のBとCは後ろ見ながら「もっとスピード出せ!」とか叫んでる 
運転してるAは俺と同じでそんな女見えないらしく、「マジかよ」とか言いながら 
車の速度を上げるんだが、何分見えないんでどれだけスピード出せば振り切れるか分からず 
Bに「もっと上げろ!追いつかれる!!」とか言うもんだから全力で峠を走らせてた 
どうやら峠の道を突っ切った辺りで女は消えたらしく、そのまま具合が悪くなったCの家に行って 
怖いんで朝方までCの家で話をする事に。 
そこでBが言うには女が長い髪をなびかせながら宙に浮いた状態で凄い形相で追いかけてきたと 
Bは気づかなかったがCはもっとよく見てて、その女は頭から血を流してたらしい。 
そして朝になって各自解散。俺はそんなモン見なくて良かったとホッとしてたが、 
ある形で見てしまった。その晩、夢の中で。


895 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/05/16(月) 19:48:46.20 ID:Zfirs1md0 [4/4回(PC)]
夢の中で長髪の女が俺を睨み付けるように立ってた。その顔は頭から血どころか、 
顔面血まみれの状態で何やら呟いてる。俺は即座に峠の女だと直感し、動けずにいると 
俺の横から誰かが出てきた。それはいつも見る夢の女だった。 
いつもはただ立ってるだけの夢の女は、峠の女に近付いて行き、向き合う形に。そして 
も の っ そ い ビ ン タ 張 っ て た 
もう何ていうか「スパアアァァン!」て音がして、峠の女がグラついてよろめくぐらい。 
そこで俺は強制的に瞼を開けて無理やり目を覚ましたが、もう心臓バクバク状態。 
その後も、夢の女がいつもの様にただ立って俺を見てるだけの夢を見る。今も見る。 
蛇足になるが、峠の女はどうも俺達と一緒にCの家に憑いてきてたみたい。 
やはり肝試しの次の晩、Cが寝てると部屋を誰かが歩き回る音がする 
Cが目を覚ましてみると峠の女が顔面血まみれで睨んでて、Cと目が合うと 
何やら呟き始めたらしい。Cは布団被って震えてたが、呟きが止んだので見てみると 
もう峠の女は消えて居なくなっており、それっきりらしい。 
長くなったが、最初に言ったように俺は幽霊を見たことは無い。見たのはただの夢だけ。 
そう、ただの夢。だけどねぇ……(´Д`;)