336 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2011/03/30(水) 20:18:14.21 ID:AVPujXb6O [5/16回(携帯)]
だんだん本気で怖くなり、半泣きになりながらドアをたたき、Aに助けを求めました。しかしどんなに叫んでも気づいてくれませんでした。 
ここにいれば誰かが助けてくれるだろう。そう考えて、2人で救助を待つことにしました。体育座りをして浴槽に寄りかかりながらドアの方を向いて待ちました。 
10分くらいでしょうか。Bが泣き出してしまいました。 
助からないとか、死んでしまうとか、Aはもう生きていないとか、ネガティブなことをずっと言っていました。 
すると後ろの浴槽から音がしました。体中から変な汗が噴き出た感じがします。怖すぎて後ろを見ることができませんでした。 
また音がします。濡れた布と布をこすったような、ぬちゃ・・・というか、ずりゅ・・・という感じの音です。 
思い切って後ろを見るとしまっていた蓋が片方ずれて開いています。もう何が何だか分からなくなり、もう一度ドアの外に助けを求め叫びましたが、勿論だれも応えてくれません。音はまだします。蓋があいている分、直接聞こえるというか、とても聞こえやすくなっていました。 
もうBは俯いたまま、ぶつぶつと何か言っています。聞き取ることはできませんが、Bの声ではなかったと思います。Bの声は女の子のようなかわいらしい声をしていた記憶があります。しかしその時の声は、低くくぐもったような、そんなような声でした。


337 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2011/03/30(水) 20:34:46.36 ID:AVPujXb6O [6/16回(携帯)]
ドアに背中をつけ、浴槽を凝視していました。何かが出てくるような気がしていたからです。こんなところに入ってきてしまったことを、もう心の底から本気で後悔しました。家に帰ったらお母さんと先生に謝ろう。そう考えていました。 
音はずっと聞こえていたと思います。 

浴槽を凝視し続けてどのくらいたったかは分かりませんが、音は鳴りやみません。 
すると、小さな手、赤ちゃんの手のようなものが、開いた蓋の隙間から見えているのに気付きました私は思わず嘔吐してしまいました。Bは未だに何かぶつぶつ言っています。 
「B!おい!逃げようよ!ねぇB!」 
と肩を掴んで揺さぶりましたが、目は虚ろ、口からは唾液が垂れていました。私は本気で泣いていました。 
ふと、ドアの向こうに人の気配がしました。浴槽からは、さっきの音とは違い、うめき声のようなのが聞こえてきました。うあぁぁぁ・・・・とか、ぎぃぃ・・・のような感じでした。 
助けに来てくれたと思い嬉々としてドアの方を見ると、曇りガラスに顔と手を押し付けた女の人がいました。 
前髪を真ん中から分けた短めの髪の女が、大きな口を開けてこちらを見ていました。顔をべったりと貼り付けているので、どんな表情なのかはっきりわかりました。 
口が動きだし、何か言っているのが分かります。言っているのは分かるのですが、内容はわかりませんでした。私はその女から目を離せません。 
女は、両手をゆっくり、物凄くゆっくりあげたかと思うと、すごい力でドアをドン!とドアをたたきました。 
私はそこで気を失ってしまいました。



346 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2011/03/30(水) 21:19:31.24 ID:AVPujXb6O [7/16回(携帯)]
目が覚めた時私は自宅の布団に寝ていました。誰もいない部屋で一人でした。急にとても怖くなり、部屋を出ると居間には母がいました。 
母は泣きながら私を抱きしめて、あの時のことを話してくれました。 
どうやら私は1、2時間あの家にいたつもりだったのですが、2日近くあそこにいたようです。 
Aは私たちを置いて先に家に帰ったそうですが、翌日学校に私とBが来ておらず、先生から2人が失踪したということを聞かされたそうです。Aはその日は怖くて先生に言えなかったそうですが、家に帰り親にあの日のことを話したそうです。 
警察が助けに行ったとき、私は風呂場で気絶していたそうです。 
母の話によると、左のふくらはぎにとても小さな歯形があったそうです。そこで私は母に、 
「Bは?B変なんなっちゃって変なことずっと言ってて・・・」 
と泣きながら聞きました。すると母は 
「B君は今病院にいる。B君に会いたい?」 
私が会いたいというと 
「じゃぁ明日会いに行こう。でもB君を見ても泣いちゃだめよ?大きい声も出しちゃダメ。いい?約束だからね?」 
と、とても怖い顔をして言いました 

翌日Bに会いに行くと、案の定、あの時のまま、不気味な言葉をベッドに座ったまま言っていました。 
私はそれ以来、怖くてBにはあっていません。 
なんだかとても申し訳なく、また、あの時のことを思い出してしまうからです。 
Aとはまだ連絡をとっていますが、Bの話はタブーみたいな雰囲気があり、 
話すことができません。