331 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2011/03/30(水) 19:33:20.49 ID:AVPujXb6O [2/16回(携帯)]
小さな頃の話で、今じゃ確認のしようのない話ですが、自分にとって洒落にならない怖い話だったので書きます。 

これは私が小学校2年生くらいの記憶なのですが、当時私の親は共働きで、学校内にある託児所的なところに預けられていました。 
私たちはその託児所を「学童」とよんでいいました。 
普段は、しばらく学童でおやつを食べたり、宿題をやったり遊んだりして、5時になると友達と一緒にそれぞれ家に帰ります。 
しかしその日は、普段の遊びにも飽き、たまたま友達の少ない日だったので、友達のAとBと私の3人で学校を抜け出そうという話になりました。 
抜け出して向かう先は、「キューピーハウス」と私たちの間で呼ばれている心霊スポットのようなところです。 
そこは、いつも石屋の隣にある人が長い間帰ってきていない家でした。 
その家にはガレージのようなところがあり、そのシャッターの部分には、恐らく新聞や手紙などを入れるであろうポストがありました。 
私やみんなはそこから中をのぞいていたりしていたのですが、中は壊れた椅子や人形などが散乱していてとても怖い雰囲気が漂うところでした。 

時間は3時半。私たちは、隣の石屋のおじいさんに見つからぬよう、こっそり家の敷地に入り込み、花壇や塀をよじ登り、ベランダから二階にあがりました。 
普通なら、窓の鍵は締めてあるはずです。 
ですが窓の鍵は開いており、すんなり中へ入ることができました。


333 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2011/03/30(水) 19:49:30.01 ID:AVPujXb6O [3/16回(携帯)]
中はとても荒れていました。 
もうこのときからAは怖がり「帰ろう、先生に怒られるよ」などと言っていましたが、私とBはもう気分は冒険家で、ぐんぐん奥に進んで行きました。 
私たちは2階を全体的にぐるっと見て回りました。 
部屋は3部屋。私たちが一番最初に入った部屋はどうやら女の人の部屋です。何となく綺麗で、かわいらしい犬の置物などが置いてありました。 
次に見た部屋はベビーベッドが置いてあり、赤ちゃん用のおもちゃが物凄い量散乱していました。 
ぱっと見た感じ、あのキューピーの人形が多かったような気がします。 
おもちゃはぼろぼろで、なんだか訳の分からない黒ずんだ液体がこびり付いていました。 
もう1つの部屋は何も家具の置かれていない空き部屋でした。 

そして次に私たちは1階に降りました。リビングは雰囲気洋風な部屋で、立派なソファーが置かれていました。この家には赤ちゃんがいたんでしょう。赤ちゃん用の机や椅子、食器などが床に転がっていました。 
私はBと大はしゃぎしていましたがAはBの服にしがみついたままでした。 
書斎やトイレ、キッチン等を一通りみて回りましたが特に変わったところは見当たらなく、 
「じゃぁもうそろそろ学童に戻らないと怒られちゃうから、最後に風呂場をみて、玄関から帰ろう。続きはまた今度にしよう。」 
ということになり、それに従い風呂場を見に行くことにしました。 
脱衣所に入る前に、Bが 
「なにかあった時の為に玄関の鍵開けておこうぜ!」 
と言い出し、風呂場からすぐ近くの玄関の鍵を開けました。 
そとはも暗くなり始めていました。その家には時計が見当たりませんでした。なので私たちは全く時間がわかりませんでした。 

風呂場に入ると酷く何かが腐ったような臭いがしました。果物とか野菜とかが腐った臭いではなく、もっと動物の死骸が腐った臭いでした。 
鼻が曲がりそうになるくらいの酷い臭いでしたが、怖いものを求めてきた私とBは、もっと何か怖いことが起こればいい。学校で噂になればいい。最悪、誰かが死んでもいい。と考えていました。 
Aはもう怖いし臭いからここには居たくないといい、風呂場のそとに居ました。不思議なことに、一歩でも風呂場の外に出てしまえば、全くの無臭だとAは言いました。



335 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/03/30(水) 20:17:14.00 ID:AVPujXb6O [4/16回(携帯)]
風呂桶には蓋がされていました。白いプラスチック製の蓋でしょうが、黒く変色・・・・というより、2階で見たおもちゃのように、何かの液体がこびり付いていました。 
2人で開けようと持ち上げてみたのですが、とても重く、びくともしませんでした。蓋は2枚あり、どちらの蓋もあきませんでした。 
指を蓋と浴槽の間に入れようとしたとき、私の爪の間に何かが入ってきました。気持ち悪っ!と指を見てみると、細く短い髪と長い髪の2本が中指の爪の間に入り込んでいました。 
それを見て私とBは怖くなりでて行くことにしました。 
当時、怖がるのは格好悪い、と思っていた私たちは 
「もう飽きたし、全然怖くねぇから帰ろうぜ!」 
と怖くないふりをしていました。しかし、開けてあった風呂場のドアは、いつの間にかしまっていました。Aの悪戯だろうと思って 
「おーいーAやーめーろーよー」 
「先生に言っちゃうよ」 
とドアの外に向かって叫びました。が、Aの声は聞こえませんし、人の気配もしません。ドアは曇りガラスのようになっていたので、人が前に居ればシルエットで分かります。