468 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:10:50 ID:WiiRN6uK0 [1/5回(PC)]
いつもROMらせて頂いています。 
今回は印象深い体験を思い出したのでお話させてください。 

投稿は初めてなので、読み辛いところがあったら申し訳ありません。 
長文ですが、楽しんでいただければ幸いです。 




一年位前、友達の家へ遊びに行って泊まったときのお話です。 


その日は、学生時代に同じ寮で過ごした友達と飲んでいました。 
互いの近況報告や恋愛話、集まれなかった面子の噂など、 
話題は尽きることはありませんでした。 
けれど、久方振りに集まった友達はみんな社会人になっていて、 
学生時代ほどは体力が余ってはおりません。 
1人が眠いと訴えるとが出ると次々とギブアップ宣言が上がり、 
そのままお開きになりました。 

ちょっと広めの部屋で人暮らしをしている友人の部屋に集まっていたので、 
どうせ終電も乗り過ごしたことだしと、そのままそこに皆で厄介になりました。 
家主の主導の下、適当に布団をすいて各々寝床を確保していき、 
私はスタンドミラー横にすかれた布団に潜り込みました。 
仕事帰りに集まってだべっていたから疲れていたのでしょう。 
すぐにあちらこちらから寝息が聞こえてきました。 
そして、私にも強烈な眠気がやってきていたのでした。


469 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:13:14 ID:WiiRN6uK0 [2/5回(PC)]
それは唐突な出来事でした。 
何の前触れもなく、ずんっ、と何か重いものが私にのしかかってきたのです。 
息苦しさで少し目が覚めた次の瞬間、 
ビキッと全身が硬直し、金縛りになってしまいました。 

疲れてるのにマジ?  

そんなことを思いながら、とにかく平静を保とうとしましたが、 
私の上にのしかかった気配がそれを許してくれません。 
そいつは私の首をジリジリと絞めてきていました。 
パニックに陥りながらも、誰か助けてーと周囲に助けを求めようとしましたが、 
周りの友達は夢の世界へ旅立ったまま。 
誰も助けてくれそうにはありません。



470 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:15:31 ID:WiiRN6uK0 [3/5回(PC)]
とにかく、誰だか知らないが乗っかっているヤツをやり過ごそうと、 
駄目もとで金縛りが解けないかもがいてみました。 
すると、体は動かないが、何とか頭だけは動かすことが出来ました。 
とにかく怖くて目を開けられないので、顔を背けると、 
そこはスタンドミラーがあるはずの位置でした。 
そしてその時、私は不意に気がつきました。 
その鏡の中から、得体のしれない気配は這い出てきているのだと。 


早く朝になってくれ! 
殺されたくない! 

涙ながらに願いながら、とにかく必死に、 
妙な気配相手に抵抗しました。