917 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/01/13(木) 16:05:56 ID:dgeI4id10 [1/4回(PC)]
まだ10代のころ、生まれて初めて一人暮らしをした。 

住み始めて3~4ヶ月経った頃、夜中にトイレに行くと、玄関のドアを『トントン』叩く音がした。 
ちゃんとインターホンもあったんだけど、気付かなかったのかな?と思い 
玄関ドアの覗き穴を見ると誰もいない・・・ 
そのときは気のせいかなと思ってそのまま寝た。 


そんなことはすっかり忘れて数か月、私は深夜のバイトを始めた。 
ある日、深夜に帰宅して玄関で靴を脱いでいると、また玄関のドアを『トントン』と叩く音がした。 
覗き穴を見てみると誰もいない。 
ドアを開けてみても誰もいない。 
少し不気味だったけど、時間も時間だったし、帰宅の音がうるさかったからご近所の人が 
消極的な抗議に出たのかなと思った。

 
918 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/01/13(木) 16:06:59 ID:dgeI4id10 [2/4回(PC)]

しかしそれからというもの、帰宅が深夜の時はほぼ毎日ドアをノックされた。 
イタズラにしても気持ち悪かったので、管理人に連絡してアパート全体にポスティングしてもらったり、 
いろいろしてもらったがノックは止まらず。 

そのうちこっちも慣れてきて、ノックされるのは深夜3時半~4時の間に集中していることがわかり、 
ある日、どうしても犯人を突き止めたくなった私は、3時10分頃からドアの前に張り付いて 
覗き穴を見続けるというヒマな手段に出たw 

覗き初めて30分くらい経ったとき、『トントン』と音がした。 
覗き穴には誰も映っていない。 
というより、ドアから音がしない。 
後ろから聞こえる。 

開け放ったワンルームのドアを通り越して、ベランダのドアを叩かれた。 

私が覗き穴を覗いているのは、その時点で私しか知らない。 
なのに覗き穴ではなく、ベランダのドアを叩かれた。 
私はそのときまで、ノックは人為的なものであるとしか考えていなかった。 
人外のものがノックしているなんて、考えたこともなかった。 
私はその時初めて背中が薄ら寒くなった。 

しかし引っ越し費用なんて用意出来ない私は、その後もその部屋に住み続けた。 
ノックは相変わらずされる。 
たまに玄関に張って見るが、見透かすようにベランダをノックされた。 
ノック以外のことは何もしなかったので、怖くもなくなっていた。