830 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/12/29(水) 22:21:58 ID:lSN58yUS0 [3/4回(PC)]
(3/4) 
と、その時。母が神社の外から呼ぶ声がしたのです。 
私ははっと我に帰りました。 
見れば、神社の渡り廊下に突っ立っている自分。 
外からは母が、姿の見えない私を心配して何度も呼んでいます。 
私は急に怖くなりました。 
母にちょっと待ってと返事をし、ちらりと本殿の方を見てから、 
私は入ったのとは反対側の手すりを乗り越え、渡り廊下を横切りました。 
こうなったらいっそちゃんと横切ってやる、と負けん気が起きたものですから。 

神社の裏側から出くると、母が入口で心配そうに待っていました。 
犬は母とは対照的にのんびりと座って待っていました。 
気になって振り返ると、賽銭箱の側にきちんと置いたはずの祝詞の書かれた紙は、 
何故か最初の石段の所に戻っていました。

 
831 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/12/29(水) 22:23:05 ID:lSN58yUS0 [4/4回(PC)]
(4/4) 
なにがなんだかよくわからないまま、一ヶ月ほど後のことです。 
再びその神社の前を通ると、ちょうどお祭りをやっていました。 
この間のこともあったし少し気になって、私は神社に寄りました。 
たき火をしていたので、参拝の後にあたらせてもらっていたら、 
横にいたお爺さん達が話しかけて来たので、おしゃべりしていました。 

お爺さんは地元に長く住んでいる人だというので、叱られるかもしれないんですけど、と 
前置きして謝ってから、お爺さんにこの間の渡り廊下のことを話したのです。 

するとお爺さんは、久しぶりにそういう話を聞いた、と言い出しました。 
なんでもそこの神様は悪戯好きで、昔は時々人引っ張り込んではご神木に登らせたり、 
神楽の舞台に上がらせたりしたりしていたのだそうです。 

あんた真面目そうだし、神様にからかわれたんだなあ、と、お爺さんは笑いました。 
帰る前に、前に覚えた祝詞を唱え、お爺さん達からお餅を貰って帰りました。 

長文、失礼しました。 



832 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/12/29(水) 22:32:35 ID:WQzxCXD40 [1/1回(PC)]
いたずら好きの神様 
ほんのりおちゃめ



833 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/12/29(水) 23:01:13 ID:hciLRp2b0 [1/1回(PC)]
そのおじいさんが神様なんだよ。 
種明かしに現れたんだね。