824 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/11/12(金) 02:43:29 ID:43UnmXt50 [1/1回(PC)]
昔、友人数人と山にキャンプ(バンガロー)に行った時。 

山といっても、一応ちゃんとした施設で、一日色々遊んで楽しかった。 
それで漸く夜、さあ寝ようかという時間。就寝の支度をしていると、 
友人(Yとします)が結構ガマンしてたみたいで、トイレ(大)に行って来ると言って出て行った。 
みんな疲れていたようで、支度が終わると瞬間で寝ていた。 
自分も寝そべりながらウトウトしていた。 

その時、不意にバンガローのドアが強めの勢いでガタッと開いた。 
さっきトイレに出掛けたYが、ドアから顔だけ出してこちらを覗いていた・・・んだが、 
どうも様子がおかしい。服装や髪型はどう見てもYなんだが、目が不自然に垂れている。 
人間の目を、位置はそのままで角度だけ「ハの字」にしたみたいだった。 
自分が「Y・・・?」と声を掛けた、それとほぼ同じタイミングで、そいつがこう言った。 

「何で助けてくれへんかったんや。」 

Yの声だった。 
「え?何が・・・」と思う間もなく、そいつはドアを閉めた。タッタッタと走り去る音が聞こえた。 
他の友人は誰も起きていないみたいで、俺は意味不明で怖くてしばらく眠れなかった。 
しばらくするとまたドアが開いて人が入ってきた。恐る恐る見ると、Y本人だった。 
いやー、漏れそうで危なかったよ、と笑いながら布団に包まっている。 
意を決して顔を見たが、間違いなく俺の友人のYだった。 

翌朝、Yにそれとなく、昨夜トイレに行った時と帰りに誰かとすれ違ったりしなかったか、 
と聞いてみたが、別に誰とも会わなかったとの事だった。 

俺は特に誰かを見捨てたりした経験もないし、あの言葉の意味がまったく分からない。 
目が異様に垂れ下がったあの顔は、今でもたまに夢に出てくる時がある。 
誰かが間違えて入ってきたのか?そうだとして、あれは本当に人間だったのか? 

Yはもちろん今も健在で、たまに会ったりしているが、この話は彼にはしていない。



825 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/11/12(金) 04:38:46 ID:7i8m4SQk0 [1/1回(PC)]
ブルっと来た怖さ