100 : カイト ◆MbiMEa9Ics [] 投稿日:2010/08/20(金) 23:13:23 ID:r0WQmdB7O [3/7回(携帯)]
道祖神 

小学生の時に、地元を知るという意味で市内の史跡を回るという事があった 
道端でよく見かける道祖神だが、それを巡る授業など今にしてみれば不思議な事もやっていた 
四つほど学区内にある道祖神を巡り、最後に訪れたのは民家だった 
何故だろうかと、足を止めた俺達に先生が神妙な顔をして話始めた 

これから見る道祖神は、元々此処にありました 
此処は元は畑(たんぼだったかも)で、そこに旅の安全を願い道祖神を建てました 
しかし、戦争になりここらへんにも爆弾が落とされるようになり、道祖神を奉っていたこの○○さんは戦火が道祖神に降り懸かってはいけないと、すぐそこの○○神社へと、移動することにしました(歩いて5分掛からない距離にある神社) 
神社に道祖神を移し、それから数年してから○○さんは夢を見るようになったそうです 
道祖神が元の場所に戻りたいと、夢の中で言うそうです 
最初は気のせいだと思って、気にしないようにしていたのですが、それから様々な事が○○さんに起こりました 
家に雷が二度落ち、家族に不幸が訪れ……しまいには道祖神を移した神社にまで落雷が 
○○さんは夢ではなかったのかと、慌てて道祖神を元の場所に移す事にしました 
しかし元の場所はすでに家を建てており、道祖神は敷地内へと奉る事にしたそうです 
途端に不幸はなくなり、やはり道祖神の祟りであったかと皆は口にしたといいます 

そう先生は話すと、その民家を見た 
今まで見て来た小さな道祖神とはちがい、綺麗でしっかりとしたものがそこにはあった 
庭の一画に陣取り、場違いな感じがしながらも道祖神はそこにあった 
--今でも悪さをしたり移そうとすると罰があたる 
そう先生は締め括る 

後日友人に聞いたのだが、その家人は道祖神の側に立つ人影を度々見ていたらしい 
本当に道祖神の祟りだったのか 
それは未だにわからない