3 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/03/30(火) 18:18:02 ID:c+YgsPqF0 [2/12回(PC)]
それでは僕が体験した恐ろしい出来事をお話します。 
先ほども書いた通り、この話は全て僕の身の周りに起こった事実です。 
始まりは先週の金曜日の夜まで遡ります。 

午前0時を回っていたので、正確には3/27の土曜日です。 
次の日から2連休だった僕たちは、遅くまで友人の部屋で遊んでいました。 
遊んでいたといっても特に何をするわけでもなく、お酒を飲みながらダラダラと喋っておりました。 
僕も含めて友人たちもみんな釣りが好きですので、最近の釣果や釣り場のことなどを話していたのですが、その内に怖い話になっていきました。 
友人の一人(仮にMとします)が海でヤリイカ釣りをしていると、しばらくして随分と重たい手ごたえがあります。 
ゆっくりとリールを巻いたのですが、どうも重たすぎる。 

最初は根掛りかとも思ったそうですが、よく見るとイカの白い姿が海面近くに見えたので、そのまま寄せて網ですくおうとしました。 
すると海面から白い手首が現れて、Mが出した網のふちを掴んで引っ張ったそうです。 
驚いて手を離すと、手首はそのまま網を掴んだまま海の中へ消えていったそうです。

 
4 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/03/30(火) 18:35:33 ID:c+YgsPqF0 [3/12回(PC)]
それを聞いた僕たちは一様にMに、まぁいわゆる釣り認定(釣りだけに)したのですが、どうもMの顔は冗談を言っているようには見えません。 
その内にMは本気で怒り出し、それならその場所に行こうと言い出しました。 
その場には僕とMともう一人友人がいたのですが、Mはさらにもう一人(仮にSとします)を呼び出し、そのSの車で現地へと向かうことになりました。
最初にいた友人は次の日も仕事だったので先に帰ると言い出し、結局僕とMとSの3人になりました。 
現場はMの部屋から20分ぐらいのところにある波止場で、いつもは幾人かの釣り人の姿もあるのですが、その日は時間も時間だったので他には誰もいませんでした。 
僕たちは車を降りて付近を見て回りましたが、もちろん白い手首など見当たりません。 

それでもMはしつこく海面に目を凝らしていましたが、僕もSもいい加減うんざりしてきて、強引にMを車に連れて行きました。 
Mはなおもあの日に見たのは間違いなく人間の手首だと言い張っておりましたが、何かと見間違えたのだろうなどと言ってMのことは適当にあしらっておりました。 
「それはそうと…」とSが話を切り出し、せっかく来たんだからこのまま帰るのもつまらないと言い出しました。 
せっかくだからどこか有名な心霊スポットに行きたいということになり、僕もMも賛成しました。



5 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/03/30(火) 18:52:23 ID:c+YgsPqF0 [4/12回(PC)]
しかし、僕たちの地元には有名な心霊スポットなどはありません。 
一応超有名なスポットがあるにはあるのですが、地元の人間にとってはあまりにも近場で、おどろおどろしい雰囲気など微塵も感じないのです。 
それにその場所は小学生の時の遠足のコースにもなっているのでなおさらです。 
しばらく考えたのですが、どうもいい場所が思いつきません。 
するとMが「あそこはやばいけどなぁ…」と思わせぶりなことを言い出しました。 
詳しく聞いてみると、何やら祟りとか呪いとかに関する話のようで、その場所に行くと呪われて死ぬらしいのです。 

何かの神様を祀っているらしいのですが、地図などにも一切載っておらず、そもそも何の神様なのかもわからず、その神社には名前もないらしいのです。 
Mは元々は或る村の出身(現在は僕たちが住む市と合併しております)なのですが、今でもその辺りでは神社のことは最大のタブーとされているらしく、誰も近づこうとしないそうです。 
事実、Mも幼いころからその場所に近づくことは厳しく禁止されていた、というか、その話題を持ち出すこと自体も禁止されていたらしく、現在にいたるまで一度も行ったことはないそうです。 
しかし、Mが幼い頃のある日、親戚のお兄ちゃんが面白半分でその場所に行こうと言い出し、幼いMも半ば強引に同伴させられたそうです。 
Mの実家からしばらく歩いたところの茂みの奥にその場所はあるらしいのですが、その茂みから奥への進入を禁止されていた為、幼いMは茂みの入り口で待っていたそうです。