221 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/03/13(土) 04:25:10 ID:8H16+0QY0 [1/3回(PC)]
中学生の時に行っていた塾が山の上で行くには 

廃屋と潰れた井戸がある竹藪を通るか 

木でできてる街灯が一つあって上るとき右が石垣ってかすごい壁 
左が寺の横にある草がぼーぼーな潰れた幼稚園がある細い坂 

一応舗装されてる結構きれいな道 
この道を使うと帰るのが10分くらい遅れるからあんま使わなかった 

その塾に行くまでの舗装されてる道以外にある家は尽く人が住んでない、3軒しかないけれど 

この塾は小学生の時から行っていて何度か怖い目にあった 

廃屋と潰れた井戸がある竹藪は、一番不気味だったけど何も無かった 

舗装された道で一番怖かったのは、友達と一緒に帰っている時脇道から 
3歳くらいの男の子が飛び出して来たのは固まった、友達も固まり、俺も固まり、子供も固まり 
数秒両者動けず固まっていたと思う、夜の九時過ぎに小さい子が一人?幽霊だろこれハッキリ見えるなー 
てか逃げるべきだって思いながらも体が動かなかった。 
そしたら脇道からその子のじいさんらしき人が買い物袋持って出てきた 
じいさんと男の子はそのまま歩いて行ってしまったが 
その日はさらに遠回りしてヤマト急便の光で明るい道を選んで国道まで出た

 
222 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/03/13(土) 05:01:01 ID:8H16+0QY0 [2/3回(PC)]
夏は1時と4時に塾の時間が分かれていて 
俺は4時のほう、細い道を上ってる途中で上のほうから 

ダダダダダダダダダダダダってすごい勢いで同じ塾生が走って通り過ぎて行った 
この細い道コケが多くさらに結構な急斜で曲がりくねってるから走って降りると高い確率で転ぶ 
友人はこの細道を自転車で降りて前転した 

無視とかひでーしあぶないなーって思ってたら 
上からダダダダダダッダダダダッダってまた足音が聞こえてきて俺は怖くなり 
「こらぁぁぁぁぁぁ」って叫んだつもりだったけど怖くて声が出ず擦れた小さい「コラァァァァ」しかでなかった 
でもそう言った後、足音が止んだ 

怖いけど塾遅れるしと坂を上がっていったら 
さっきと違う塾生がコケて泣いてた 
塾生「へんな声聞こえてコケた」 
ちょっとおかしかった 
俺「ごめんおれだ、こらー、これでしょほら、こらー」 

塾生「違う、もっとヘンな声」 
俺「こらーでしょー」って聞き間違いを馬鹿にしてたら 

  「アペフぉぉぉぉぉぉぉぉん」 

ヘンな声がした 

山のほうってか結構近いところから聞こえてた、俺は全力で来た道を駆け下りた 
塾生「まって!!」とか泣きながら言ってたけど無視それどころではなかった 
この日は塾に遅れるの覚悟で舗装されてる道を使って塾に行ったよ



223 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/03/13(土) 05:43:36 ID:8H16+0QY0 [3/3回(PC)]
この細道結構へんなものが落ちてた 
ビーバー?(しっぽがびーばーだった)の死体 
5セント硬貨 
コケシ 
街灯にどうやって吊るしたか解らない黒い袋 
カーブにある大きめなヤチョウの木に藁人形 
藁人形はマジ泣きして逃げた 

この細道で一番怖かったのが友達とここを使い帰ってる時ヤチョウの木の 
カーブを曲がる時幼稚園の草の壁がガサガサガサ!と揺れ最初は風かと思ったけれど 
その部分だけガサガサ揺れている、その時なぜか虎がいると思い全力で細道を駆け下りた 
なにがいたにせよ全力で駆け下りたと思うけれど 
そしたらそれがついて来た、俺の真横をガサガガサガサしてぴったりくっついてくる 
自分が走ってるせいで草が揺れてるわけじゃない真横だもの ってか気配があった 
追っ払おうと「こらああああ」と叫ぼうとしたけれど怖すぎて 
「ぬにゅるわぁぁぁ・・・」みたいな声しか出なかった 
でも声を出したらそのガサガサがピタリとやんだ、気配はあるけれどガサガサしなくなった 
細道を出て後ろを向いたら友達が居ない、てっきり後ろ付いてきてると思っていたのに 
引き返す勇気は無かったから一番近い街灯で友達を待っていたけれどなかなか現れず 
仕方なく細道の入り口で「おーい」って声をかけていたらようやく表れた 
俺「遅いじゃん、歩いてきてた?」 
友達「動けなかった」 
俺「腰でも抜かした?笑」 
友達「・・・」 
俺「なんか居たよな」 
友達「うん」 
俺「俺追われた気がするわ」 
友達「うん」 
俺「声出して追っ払ったけどね」 
友達「・・・」 
怖かったけど興奮しつつそんな会話をし街灯の下に入った時の友達の顔色は真っ青だった 
血の気が引いた顔って見たこと無いけどあれがそうだったんだろうな