170 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/02/28(日) 22:50:45 ID:06jlyECR0 [1/2回(PC)]
昨晩宿泊した旅館での出来事。 
とある地方に旅行に出掛け、老舗旅館に宿泊した。 
その都市は、全国でも有数の大神社がある場所。 

私がチェックインした時、その神社で神前結婚式を挙げた人達が 
その旅館で二次会をして大いに盛り上がっていた。 
自分は「盛り上がっているなあ」と思うくらいで、疲れていたのですぐに寝てしまった。 

夜中の三時位に目が覚めた。丁度その時、自分の部屋の前の廊下をドタドタと物凄い足音を立てて 
誰かが走り抜けていった。それを聞いて、「結婚式の二次会で興奮して眠れない子供が走り回って 
いるのだろう」と思ってすぐにまた寝入ってしまった。 

5時半位にまた目が覚めた。 
その時もまた、廊下をドタドタと大きな音をさせて誰かが走って行った。 
「うるさいなあ」と思いつつ、「今度走り回ったら、しかってやろう」と思っていた。 
結局、廊下をドタドタと走る音はそれっきりしなくなった。 

朝起きて部屋を出て、唖然とした。 
廊下は真ん中に扉があり、仕切られているのだ。(隣の部屋とのプライベート確保の為?) 
夜だけその扉で、廊下を仕切っていたようだった。チェックインの時は扉で仕切られていなかった。

 
171 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2010/02/28(日) 22:54:10 ID:06jlyECR0 [2/2回(PC)]
扉が閉まっていれば、とても足音をさせて通り抜けられる長さではない。 

チェックアウトの時、旅館の女将さんに言いました。 

私:昨日は結婚式の二次会で、大賑わいでしたね。 
女将さん:ええ、おかげ様で。 
私:お泊まりは何人くらい居らっしゃったのですか。 
女将さん:へえ?お泊まりはあなた一人だけですよ。 
     この時期は宿泊客は少ないのですよ。 

私が聞いた廊下を走り回る足音は何よ。 
二回も聞いたし、空耳ではないはず。 
部屋で寝ている時は、金縛りにも遭わなかった。(当方霊感全くナシ) 
夜中の足音は別に怖くとも何ともなかったが、それよりもあんなでかい旅館に 
一人で宿泊していた自分が怖かった。