616 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/08/28(金) 04:43:18 ID:AOGy9ijN0 [4/7回(PC)]
気付くと女は下唇を強くかみ締めていて
口からポタポタと血が垂れていた
もう店の近くまで来ていたけど
コイツ完全にバグってると思い、店から電話がかかってきたフリをして
「店が一杯みたいだからまた今度にしよ^^;」と断ると
女は無言で駅のほうに歩いていった
内心ホッとしつつ、変に気疲れしたと思い
店に戻ろうとすると電話がなった、さっきの後輩からだった
後輩「あ、○○さん?もう店っすか?」
俺「そだよ-さっき変な女連れてきそうになっちゃってさ-」
後輩「マジっすか?僕も客見つけたんで戻ります-」
俺「ぅぃぅぃ-店で待ってるわ-」
長くてすみません続きます
617 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/08/28(金) 04:50:16 ID:AOGy9ijN0 [5/7回(PC)]
店でオーナーと世間話をしていると後輩が店に戻ってきた
「お客様ご来店で-す!」「いらっしゃいませ-!」
掛け声と共に後輩が女と入ってくる
(!?!?)
後輩が連れてきた女はさっきのワンピースの毛布を持った女
その瞬間またビックリ
オーナーがキッチンへと突然走り荒塩を女目掛けて投げつけだした
後輩と僕は何が何だかわからずうキョトんとしてしまった
女は奇声を発しながら店内を走り回り
まばたきをしたいつの瞬間だったのか消えた
俺・後輩「え!?!??!?」
目を真っ赤に血走らせたオーナーが
「また来たのかよ…あいつはヤベェから気をつけろ」
俺「えっ!てかあの女どこ行ったんすか?!?!」
後輩「は???幽霊???は???」
興奮状態の僕と後輩はそれ以降の会話をあまり覚えてない
オーナーの話だと数年前から毛布を持った女が何度か来店し
その女が来た日に売り上げはうなぎ上りになるらしかった
話の通りその日は客がドカドカ入り満卓になった
続きます、次で最後です
618 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/08/28(金) 04:58:54 ID:AOGy9ijN0 [6/7回(PC)]
でもその話には続きがあって、その女に接客して
相談に乗ったり優しい言葉を掛けるとそのホストは自殺してしまうという話だった
僕がホストを始める前に数人その店でも自殺したらしかった
幽霊を初めて見た僕と後輩は興奮を抑えきれないと同時に
自分たちが呪われてないか不安で仕事が手に付かず
それを心配するオーナーと一緒に三人でお払いに行ったが
オーナーだけは神社の外で待っていた
オーナー曰く
「幽霊だろうと何だろうと女は上手く使えば金になる、お祓いなんてもったいねぇよ。
他のキャストにさっきの話するとビビってやめちゃうから言うなよ。」
だそうです。
この人はどこまでもホストなんだなぁと変に関心した反面体験した事にかなりビビってました
最初で最後の怖い体験で今年僕はホストを辞めたので
この話を解禁しようと思い書き込みました
当時の後輩も僕も元気ですが、後輩は右手の小指
僕は左足の小指が別々の事故で切断しました。
後輩はホストを辞めて鉄筋の作業中に
僕はバイクでコケてコンクリの溝に靴が挟まっただけなんですけどね
小指で尚且つ同じ体験をした二人・・・
偶然とは思えないんです
その毛布の中にはホストの小指が入っていたんじゃないかな
何て今になって思います
歌舞○町でホストしてる人は同じ体験した事がある人も居るんじゃないかな?
しようと思ってる人、してる人、白いワンピの毛布女だけは声掛けないほうがいいっすよ
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