766 : 764[sage] 投稿日:2009/08/17(月) 15:23:50 ID:RhKNvDfV0 [3/6回(PC)]

俺たち的にはもうどうでもよかったんだが、下級生がマジで参ってた。
まぁ女の子だから仕方ないんだけど。

そんなこんなでみんなでお稲荷さんまで行くことになった。 
現地に着いたはいいが、あっちへ行けこっちへ行けとどう考えてもおちょくられている様子。

もういいから帰ろうぜってことになりかけたが、周りをよく見ると異様に猫が多い。
どこへ行ってもかならず猫がこっちを見てる。まるで見張られているようだった。 
あまりにも気味が悪いのと、夕方で暗くなってきていたので逃げることになった。 

途中でみんな別れてその日は終わるかに思えた。
 
767 : 764[sage] 投稿日:2009/08/17(月) 16:40:36 ID:RhKNvDfV0 [4/6回(PC)]

うちに帰って夕飯の時に前の日からの出来事を親に話したら凄い怒られた。 
昔そんなことやってて狐に憑かれて一晩中田んぼを走り回った人もいたんだと説教されていた時、
突然2階から見たことない猫が落ちてきた。 

うちは田舎の家なので一部2階と吹き抜けみたいな造りになってるところから落ちてきやがった。
お稲荷さんで猫に見張られているような気がしていたのと
あまりにタイムリーな時に落ちてきたので滅茶苦茶ビビッた。 

散々親に叱られてその日は終わった。 

ところが次の日、例のメンバーがまた美術室に集まってた。 
聞くと、あの時のこっくりさんの紙を誰が持ってるんだ?という。 

一番中心になってやってた下級生の女の子が持っていると俺は思ってたが、 
その子に訊くと俺が持っているとはずだと言う。 

結局その紙はとうとう出てこなかった。まぁどう処分しようか困っていた 
ところだったので助かったといえば助かったのだが、なんとも歯切れの悪い 
終わり方だった。 

その夏以来、一度もこっくりさんには手を出していない。