436 : 1/2[sage] 投稿日:2009/07/18(土) 18:30:49 ID:FLHbvI+20 [2/3回(PC)]

3年前の話で、あるアパートで暮らしていた時のことです。 
そのアパートは一階建てで、部屋が横に三部屋並んでいます。 
一号室、二号室、三号室といった具合です。 

大きな交差点が近くにあるため、騒音になかなか慣れず、 
車が少なくなる十二時すぎにしか眠りにつけませんでした。 

引っ越してきて十日程して、あることに気がつきました。 
毎晩十一時半を少し過ぎると、きまって誰かがドアをノックするのです。 
よく聞いてみると一号室から順に三号室まで、 


「コンコン、コンコン、コンコン(1から3まで二回ずつ)」


と、こんな感じに。 
しかし、このノックもほっておけば何事もなく、ただ通り過ぎるだけでした。 
毎晩毎晩のことで気になって仕方がありません。 
それにノックの最中に人の足音がないということも気になって、 
直感で霊と判断しある霊能者に相談しました。 

直感は当たっていて、ノックをしているのは 
すぐ近くの大きな交差点で事故に遭った4歳の男の子で、 
成仏しきれずに話し相手を探しているのだとか。 

実際に新聞で事故があり、確かに4歳の男の子が事故にあってます。
 
437 : 2/2[sage] 投稿日:2009/07/18(土) 18:35:18 ID:FLHbvI+20 [3/3回(PC)]

霊能者によれば、ノックをやめさすには誰かが話し相手になってあげて、 
話を聞いてやればいいとのことで、早速話し相手になってあげることに決めました。 

ただし霊能者曰く、絶対にドアは開けるな、とのこと。 
その日の夜、いつも通りノックがきました。 

一号室、二号室、そして私の部屋・・。 

勇気を出して「コンコン」の後に「コン」と返しました。 
その後二人の間でルールを決めました。 
YES=ノック一回、NO=ノック無し。数字=回数。 


私: 「可哀相に、交通事故だって?」 


少年: 「コン・・」 


私: 「いくつ?」 


少年: 「コン、コン、コン、コン」 


私: 「四つか・・・。お父さん、お母さんは一緒?」 


少年: 「・・・・・・・」 


私: 「そっか・・一人か・・お兄ちゃんが供養してやるから、成仏してくれるか?」 


少年: 「・・・・・・・」 


私: 「(ちょっとピンチ)あ、そうそう友達はできたか?」 


少年: 「コン。」 


私: 「それはよかったじゃん!今来てるの?」 


少年: 「コン。」 


私: 「ふぅん、そっか。何人いるの?」 


ドア: 「ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!」 


あまりの怖さに布団に包まってしまいたよ。 
しかし、この日を境にノックはされなくなったのです。 

少年は成仏したくないと言ったはずなのに・・・・・ 



438 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/07/18(土) 18:38:01 ID:vmT91zHy0 [4/5回(PC)]

ノック連打で~ってのは結構あるな 山小屋とか 
死んで現世を彷徨ってても、友達って結構出来るんだなw



440 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/07/18(土) 19:07:48 ID:5UK2cxm5O [1/1回(携帯)]

>>345 

実話だけに 
充分怖かったよ。