280 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/02/09(月) 22:09:48 ID:8nzF/rVn0 [1/1回(PC)]
「その看板にはスーパー銭湯とあった」 
もう周りは暗くなった五時半頃、 
我々3人は宿泊場所となる 
ホテルを目指して未知の町、伊勢崎市を徘徊していた。 

何度目かの角を曲がったその時、 
ピンクのネオンに彩られたスーパー銭湯の看板を発見した。 
「スーパー銭湯あるじゃないか」、 
「やった、ホテルの風呂がショボかったら行こう」、 
と、その発見に喜んでいた。 

ホテルに到着後、案の定、風呂場は狭く混雑していたので 
スーパー銭湯を目指して出発した。 
しかし、携帯で調べても、ナビに入力しても 
その場所は見つからなかった。 

意地になった我々は翌朝、 
仕事前に看板を見た周辺を再び回った。 
しかし、駐車常用の更地しか見つからなかった。 

しようがなく、仕事が終わったあとホテルのフロントに聞いたところ、 
確かに、その場所にスーパー銭湯はあったが 
現在は取り壊されて、紳士服の青山とその駐車場となっています。 
と、いう予想外の話をされてしまった。 

結局、我々が見たものはなんだったのか? 
建物の幽霊か?はたまた土地の持つ記憶だったのか? 
不可思議極まりないことだった。 

三人一辺に目撃してるのが、不気味というか、不思議というか…なんだったんだろ