446 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/07/26 10:03:00
先日、小学校時代の同級生に会い、昔話をしていると、 
「おまえ、覚えてるか?●●寺の裏で、骨を見せてもらったこと。」 
「?????」 
おれはその時、まったく覚えていなかったのだが、そのときの様子をいくつか聞いているうちに、 
怒涛のごとく記憶が甦ってきた・・・ 

それは、小学2年の頃だった。 
その日、ある有名な寺の裏手の山で、その友人と二人で遊んでいた。 
周囲はお墓、公園、雑木林がゴッチャになっている地域で、 
家からはちょっと遠いが、遊び場としてはかなりメジャーな場所だった。 
そこには、何やら妙な形の小さな塔が立っており、厳重な柵で囲まれていた。 
すると、いきなり管理人らしきおじさんが現れ、 
「君たち、いいものをみせてあげよう」と言い、 
柵と塔の入口の鍵をあけ、中を覗かせてくれた。 
薄暗いその中には、小さな石ころのようなものがポツンと置かれていた。 
「これは、お釈迦様の骨なんだよ。すごいだろー。」 
しかし、子供にとっては、ただの石ころ。別に怖くもないし、大したものじゃない。 
「ふーん」という感じで、また遊びに行ってしまった・・・・ 

今の俺ならば、そのお寺は、 
明治時代にタイ国から送られた仏舎利と釈迦牟尼仏を泰安しているチョー有名なお寺で、 
わが国唯一の超宗派の国際寺院だ、なんていう知識があるのだが、消防の俺は全く知らなかった。 

今思えば、そこらのガキを、そんな大事な仏舎利塔に入れて見せてくれるなんて、 
ありえない話で、なんとも不思議だ。 
本当なら、かなり貴重な体験だったのだろうが、それとも二人とも幻覚を見たとか? 
(どこの寺かは、ググればすぐにわかるはず)