733 : あなたの皮下組織から名無しさんが…[] : 投稿日:2003/10/07 22:30:00
これは昔本当にあった話しなんだけど 

小学校4年のころ身体が弱かった俺はよく学校を休んでばぁちゃんの部屋に寝てたんだ 
北西にあったから部屋はいつも薄暗かった。 
そこで寝ると必ず同じ夢を見てたんだけど 
その夢っていうのが恐ろしくて今でも思い出しただけで鳥肌が立つんだけど血走った目 
だけが追いかけてくるんだ。最初はうしろの方で誰かが見てるような感じがして振り向く 
んだけど誰も居ない。何度か振り向いても誰も居ない。もう1回見てみる。誰もいない。 
前を向いた瞬間、その血走った目が現れたんだ。うわー 
逃げても逃げても追いかけてくる。辺りは真っ暗で何も見えない。遠くの方に灯りが見えた 
「家だ。家がある」 無我夢中でその灯りに向かって走った。「たすけて、たすけてください」 
息を切らせながら俺は助けをもとめた 

後半へ 


742 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/10/08 08:34:00
続き 

そこでいつも目が覚めるんだ。 
汗を流しながら息もぜーぜー言いながら目覚めて、周りを見渡すんだけど、もちろん 
ばぁちゃんの部屋にそんな目だけがあるはずも無い。 
でもある日、俺はいつも出てくる灯りが見える前に目が覚めてしまったんだ。 
目が覚めてもしばらくは目を閉じたまま心臓がどきどきしてるのを落ち着かせようと 
してたんだけど、その時俺のそばで人の息遣いが聞こえた。 
うわーなんだろう怖いなーと思いながら薄目を開けてみると、俺のばぁちゃんが 
じーっと俺のことを見てるんだ。そして、その目は・・・ 

まさに、夢に出てくる血走った怖い目だった。 



743 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/10/08 08:34:00
どうやらばぁちゃんは俺が寝てる間いつもじーっと見てたらしい。 
なんでかは知らないけどね。それからはばぁちゃんの部屋では寝ないことにしてたん 
だけど、それでも時々血走った目の夢を見ることがあった。そしてそんな時はいつも 
ばぁちゃんが俺を見てるんだ。すごく怖い目で。 
ばぁちゃん普段は優しかったけど、もしかして本当は俺のこと嫌いだったのかな。