8 : 1/2[] 投稿日:04/03/03 21:03
カキコさせていただきます。スレの趣旨に合ってるかどうかわかりませんが。 
好きな話なんで。なお、本人より直接聞いた話です。 

その人は私が前に勤めていた会社のOLさんで名前を「秀美さん」といいます。 
彼女の家は大家族で、子供部屋は弟や妹たちが使っており、彼女は小学生の 
頃からお祖母ちゃんの部屋でいっしょに寝ていたそうです。 
そして彼女が中学1年の春、そのお祖母ちゃんが亡くなった後もその部屋で 
一人で寝ていたそうです。 

その年のお盆の日、寝ているとふと、真夜中に目が覚めてしまったそうです。 
「あれ、なんでやろ?」と思っていると、部屋の外、廊下が騒がしい。 
10人くらいがざわざわ言いながらこちらに歩いてくる... 
「こんな夜更けに何...?」と、足音が部屋の前で止まった。 
ふすまがスーと開き部屋に入ってくると、ふとんのまわりに立って彼女を 
見下ろしている... 彼女はずっと目を閉じていたそうですが、はっきりと 
わかったそうです。 
「何?なんやの?」そう思っていると、彼女の枕元に立っていた人物が 
こう言ったそうです。 
「秀美ちゃん」 
彼女は、あっと思ったそうです。「お祖母ちゃんや!お祖母ちゃんの声や!」 
枕元の人物は「秀美ちゃん、秀美ちゃん」と彼女を呼び続けます。 
でも、彼女はずっと目を閉じ寝ている振りをしたそうです。


9 : 2/2[] 投稿日:04/03/03 21:05
「なんで?大好きなお祖母ちゃんだったんでしょ?」と私が聞くと、 
「大好きだったけど...幽霊は怖いわ...」と彼女は笑いました。 

5分ほどたったでしょうか、呼ばれても寝た振りを続けていると、 
足元に立つ人物が「よう寝てはるわ...」と言うのが聞こえ、枕元の人物が 
フーとため息をひとつ、「しゃーない、行こか」と言うと、みなゾロゾロ 
と出口の方へ。ふすまが閉まり、廊下の途中で気配は無くなったそうです。 

さて、そんな彼女も結婚し、去年の2月に赤ちゃんが生まれました。 
私は8月にメールを送りました。 
「今年のお盆にはお祖母ちゃんがひ孫見に来るかもね。」 
彼女からはこんな返事が返ってきました。 
「来なかったよ。でも、たまに赤ちゃんが天井見て笑ってるから、 
お祖母ちゃんが相手してくれてるんかも」 

長文、駄文失礼いたしました。