687 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:04/04/10 15:45 ID:TT8jiEEa [1/1回]
詳しくは話せないが、燃料とかを開発している。
一昨年の夏まで、その職場に一人の女子社員が居た。
ぶっちゃけ、美人で器量よし。
一昨年の冬まではな…
物騒な物を研究していると、物騒な廃棄物が出るものだ。
偽石油を精製してできる硫酸ピッチなんて目じゃないくらいのな。
断っておくが、うちの会社は違法業者じゃないぞ。
大抵のまっとうな会社では、廃棄物は一時保管庫に置いて業者に処理して貰うのが普通だ。
故に、研究で出た廃液を保管庫に持っていくわけだが、それは研究員が交代で行っていた。
一昨年の冬、廃液を持っていった女子社員がいつまで経っても戻ってこない。
様子を見に行った上司が血相を変えて戻ってくるなり、「救急車!救急車!」と連呼していた。
現場を見たが、悲惨きわまりなかったな。
横転したフォークリフトに挟まれて、廃液を全身に浴びた女子社員が居たんだよ。
髪の毛は廃液で溶けて、皮膚はボロボロ。
血も吹き出して廃液と混ざり合い黒く変色していた。
ロボコップ1のラストあたりの戦闘シーンを見れば、大体の予想はできると思う。
結局、その女子社員は一命を取り留めたが、後遺症に悩まされている。
廃液を長時間浴びたため、皮膚が黒く変色してしまい、髪の毛は未だに生えてこない
左目は失明、右目は光を感じる程度しか視力が残っていないらしい。
廃液から出たガスのせいで、声も濁声になってしまっている。
会社は彼女に土地付きで家が買えるくらいの賠償をしたが
未だに現場の改善はされていない。
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