741 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/04/22(火) 23:13:58 ID:gqklnGMB0 [1/1回(PC)]
話事態は、ベタな内容なのですが 
10年以上前、旧坂町病院の解体工事を村上の加○組さんが請け負い 
私の会社は仮設機材をレンタルしました。 
その日は、夕刻から強風注意報が出ていて現場監督の関さんの所に立ち寄っていた私は、 
防音シートの巻上げえを提案しましたが、二人で出来る事ではなく 
注意報解除まで監視することになり、私はそれに付き合うことにしました。 
午前0時過ぎ、風が強くなり バタバタと外れかかったシートが音を立てています。 
とりあえず風の当たる面積が少なくなる様、シートを縛りなおす事になりました。 
私の受け持ちは、上の二階分 階段を駆け上り 
既にサッシ類は取り外された窓から出て作業を始めました。 
作業に集中していると、上の足場に人がいます。下の階の作業を終えた関さんが 
手伝いに来てくれたと思いそのまま作業を進めました。 
一階分の作業が終わり上の階の関さんを手伝うため足場の階段を上りました。 
20M位離れた所に関さんが立っています。 
「遅くなってすいません」と言いつつ作業をしていると下の現場事務所の方から 
「木村さん大丈夫?気をつけてね」と関さん、はっとして横を向くと 
そこには、誰もいませんでした。怖くなり逃げ出したかったのですが、 
責任上作業をなんとか終了し病院内へ戻ろうと窓に足を架けました。 
そこで私の懐中電灯の光の中映されたのは、 
ベットの無い病室に立つ無数の患者さん、青白い顔でキッと 
私を睨んでいるようでした。悲鳴を上げながら足場の階段を下り現場事務所へ戻り 
関さんにその話をすると、「おかげで俺も胃潰瘍気味なんだ…」との事、 
 それ以後は、強い風も無く朝を迎えましたが、本当に怖い思いをしました。