279 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2002/09/09 02:13:00
四年前の10月10日に飼い猫のクロが死にました。18歳でした。 
臆病な甘えん坊の猫で、いつも私が帰宅すると、どんなに夜遅くても 
玄関まで迎えに来てくれていました。寝るときも、夏は私の布団の上、 
冬は私の布団の中、トイレに行くときですら、いつも私の後について 
きていました。 
ビロードのような黒い艶のある毛に、碧の目をした、とても美しい猫 
でした。 
死ぬ一週間前まで元気だったのですが、急に弱りはじめてあっけなく 
あの世に旅立ってしまいました。私は出来る限り付き添い、結局、最 
期まで看取ってやりました。 
ショックでした。それまで生きてきた中で、一番涙が出ました。 
それから一ヶ月位したある夜、いつもの様に寝ようと布団をかぶり、 
目を瞑っていると、足元から、掛け布団を頭で持ち上げ、入ってくる 
猫がいました。クロの母親猫がまだその頃は元気だったので、てっき 
りその猫かと思い、「珍しいこともあるものだ」と思っていました。 
というのも母猫は布団の上に乗ることはあっても、中に入ることはな 
かったからです。 
頭を撫でてやろうと手を伸ばしたその時でした。布団の中をゴウッと 
風が吹いたような感覚がして、何故か、全身に鳥肌が立ち、布団に入 
ってきたその猫は、引っ張られるように足元の入ってきたほうに消え 
てしまいました。 
涙が止まりませんでした。 
多分、クロは、私と一緒に眠るために、あの世から、無理やり帰って 
こようとしたのだと思います。