98 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/04/16 01:24:00
もう6年ぐらい前の、夏の話
夜11時ごろ、風はないのですが、ちょうどいいぐらいの涼しさだったので
窓を全開にして寝ようかと思い、電気を消してベットに横になりました
さあ寝ようかと思っていると、なにやらいつもと部屋の雰囲気が違うんです
なんていうか、妙に音が反響するような感じです
当然自分の呼吸音も反射して聞こえてきます
で、なんとなく自分の呼吸音を聞いていると
不思議な事にその呼吸音と自分の呼吸とがずれてくるんです
少しずつそれはズレていって(反響音の方がストロークが長い)
結局全く逆(こっちが吸って、向こうが吐く)になって
そのまま、こっちが追いぬいてまたずれていくってのを
2-3回繰り返したとこで、なんか無性にその呼吸音が気になってきて
電気をつけたり、窓を明けたり閉めたりして、どこからその音が聞こえてくるのか探しましたが
正体はわかりません、1つだけわかった事は、電気をつけるとその音が聞こえなくなる事だけでした
1時間ぐらい探しつづけましたが見つかりません
ただ、何かいるという気配だけははっきりと感じました(呼吸音が聞こえる為)

つづく

 
99 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/04/16 01:28:00
98の続き

こっちも1時間以上探しているので、いい加減、怒りが込み上げてきてまして、
「僕より呼吸が長いって事は、僕より大きい生き物?なのに隠れてる。
電気をつけると音が聞こえなくなる=根性無し」
と、勝手に判断し、自分でもおかしいと思うのですが
自分以外誰もいないはずの部屋で声を出して「出てこい、この根性無し」と
そいつに向かって言いました。
すると次ぎの瞬間、雨戸(部屋の2面に窓があり、その両方に雨戸があります)が
ガタガタと音をたてはじめました。
ちょっとビビりましたが、こっちも、もう退くに退けない状態で(意地)
続けて「それがどうした?ボケナス!中に入ってこいよ」と言いました
すると、雨戸の音はピタっと止まり、今度は部屋の入り口のドアが
バタンと言う音をたてて、一度開きすぐに閉じました(ドアノブ捻らないとあかないやつです)
僕はそいつが入ってきたのかと思い、耳を澄ましましたが、もうあの呼吸音は
聞こえなくなっていました。
今でも同じ部屋に住んでいますが、あれ以来あの呼吸音は一度も聞こえません
僕はお化けとか幽霊とかは信じていないのですが、今思い出してもあれは不思議な出来事でした