12 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[] : 投稿日:2003/03/08 01:08:00
4歳の頃、祖父が死んだ。葬式に出て出官の時に「これからどこにいくの?」と 
訊ねた私に「おじいちゃんを焼きに行くんだよ」と父。何の事だかさっぱりわからず 
寝てしまい。気が付くと家に。しばらくして「ご飯よ~」と母。で、その時のメニュ 
が豚の生姜焼き。急に感極まった父が泣きながら食っているので、その肉を間違いなく 
おじいちゃんだと思って食べはじめた私。祖父が大好きだったので、私も泣きながら 
「おじいちゃんおいしいね」と言うと父はさらに激しく泣き始めて、母が「おじいちゃん 
みえるの?」と私に聞くので、目の前にある肉が祖父だと確信している私は「おじい 
ちゃん目の前にあるよ」と答えると両親は二人で泣き出し、私も泣き出し、どうしようも 
ないお馬鹿家族状態に。(豚の生姜焼きは祖父の大好物だったのをしるのは10何年後) 
それから肉が我が家の食卓に上がると私は決まって「だれ?これだ~れ?」と聞いた 
そうだ。そのたび母は「だれじゃないでしょう・・・な~にと聞きなさい」と小言。 
本当に恥ずかしい話だが、小学4年位まで肉は全て人肉だと思っていた。なぜか 
給食の肉?(南蛮鯨)はベトナム戦争の犠牲者だと思っていた。だから手を合わせて 
いただきますと言うのだと思っていた。