649 : 働き者幽霊(1)[] : 投稿日:2003/05/05 01:30:00
私は京都にある某ドラッグストアに勤務しています。
そこは処方箋調剤も併設していて、私はそこの管理者です。
病院や調剤薬局には月1回レセプトと言う国保や社会保険に診療報酬の請求する書類を作る
作業があるのですが、一人で結構な量の書類を作成するので夜中まで残ることになります。
で、他のスタッフがみんな帰った後にゆっくりと集中してできるのがうれしいのですが、
用事で店内に入ったりするとどうも視線を感じることがあります。
でも、これは店内の販促ポスター等のせいだろうと気にしないことにしていたのですが、
先日から妙なことが起こり始めました。
天井からツカツカ・・・ドスン!カツカツ・・・という音がするんです。
二階の倉庫であきらかに誰か作業している・・・
時計を見ると夜中の11時。そんな時間に他の職員がいるはずが無い。
650 : 働き者幽霊(2)[] : 投稿日:2003/05/05 01:31:00
ましてや、みんな帰る時は私が正面玄関の施錠だけすればいいように
他のすべての鍵はかけてくれているはず・・・
でも、今日は忘れたのかもしれないし、誰か入ってたらいけないと思い、
今手元にある最も強力な武器・塩酸(商品)を持って上に行きました。
でも、やっぱり施錠されていて中も異常なかった。
で、気のせいと思うことにし、作業を再開し始めました。
うまく集中できて夜中の1時くらいに一段落ついたとこらへんで、
今度は私のいる調剤室の後ろの壁を「どーん!」「どーん!」と
何かをぶつける音がするんです。ちなみにその壁のむこうはやっぱり倉庫になっていて、
ティッシュやオムツなどの大物の箱を置いています。
それを納品する時、箱を滑らせて積んでいくので、壁にぶつかり、こんな音を立てます。
・・・やっぱり誰か作業してる・・・
もう、めっちゃ怖かったけど、帰るにはその倉庫を通って帰らないといけないし、
ほっとくわけにもいかないので見に行きましたよ。塩酸持って。
でも、やっぱり誰もいませんでした。
と、そのとき、電話が急になったんです。
いやーな予感がしました。ホントは取るの嫌だたんですが、仕事だし、取りました。
651 : 働き者幽霊(3)[] : 投稿日:2003/05/05 01:32:00
セコムの人でした。
もうそろそろ遅いから帰ってくれと(暗に)言われ、こっちも怖いので帰ることにしました。
ただ、侵入者の疑いがあるで、いちおう報告しておいて、セコムのスイッチ入れてセンサーに
引っかかるものがあればお願いしますと言って帰りました。
帰るとき、車に乗ってフと店舗入り口を見ると、白衣を着た人が横切るのが見えたんです。
もう、確かめる勇気なんてありませんでした。そのまま帰りましたよ。
もし物盗りなら白衣を着る必要は無いし(むしろ黒い服を着るでしょう)
その人は少なくとも私は知らない人でした。
私はオープニングスタッフなので開業からの全てのスタッフ(辞めた人も含めて)を知っていますが、
そのヒトは見たことがありませんでした。
何よりも、センサーのスイッチ入れたら猫でも引っかかるのに、あれだけ派手な動きをしていても
外にあるオレンジのチカチカ(侵入者の存在を知らせる警告灯)は無反応だったんです。
もう、確かめる必要なんてありませんでした。
速攻で帰って、嫁さんに塩振ってもらって、盛り塩して飯食って風呂入って寝ました。
652 : 働き者幽霊(後日談)[] : 投稿日:2003/05/05 01:33:00
翌日、セコムに電話して聞いてみるとセンサーは無反応だったと言われました。
一応、開店前にセンサーのチェックをしてもらったんですが、やっぱり店舗入り口の
部分は、腕1本入れただけで反応しました。人が歩いてたら絶対に反応するはずなんです。
これを「見える体質」の上司に言ったら、「知らんなあ。まあ、無害そうだからほっとけ。」
と言われました。「おめえはまだいいほうだよ。うちなんか倉庫のドア開けたら血だらけのおっさんが立ってんだぜ!」
と笑いながら言われました。
あれからも夜中まで残る時は時々聞こえます。
でも、どうしても疑問が晴れません。あのヒトは何で納品なんかやってるんだろう。
653 : あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] : 投稿日:2003/05/05 08:21:00
>>649-652
薬の搬入業者の幽霊っていう可能性は?
654 : 649[] : 投稿日:2003/05/05 23:42:00
搬入業者は只の配達するヒトだから、白衣は着ないんですよねえ。
ちなみにその薬局が建つ前は更地で、その前はずっと農地だったと聞いています。
病院に勤めていた時代はいろいろありましたが、まさかドラッグでもこんなことがあるとは・・・
と、少々困惑しております。はい。
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